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- DMの補助診断に用いられる検査である。本抗体陽性のDM患者は、ゴットロン徴候やヘリオトロープ疹などの典型的な皮膚症状が認められ、治療反応性はよい。 抗Mi-2抗体は、1976年にReichlinらによりDM患者の血中に認められた自己抗体で、名称は患者の頭文字に由来する。本抗体は、皮膚筋炎(dermatomyositis:DM)のおよそ5~33 %に認められるとされている。また、無筋症性皮膚筋炎(clinically amyopathic dermatomyositis:CADM)や他の自己免疫疾患で陽性になることはまれであり、DMに非常に特異性の高い自己抗体である。 本抗体陽性のDM患者は、ゴットロン徴候やヘリオトロープ疹などの典型的な皮膚症状が認められ、治療反応性がよく予後良好な症例が多いといわれている。
<出典:LSIメディエンス> - ■ 陽性を示す疾患
- 皮膚筋炎
高値を示す疾患は多発性筋炎。
⇒ 抗原と抗体