ファイザー社の文書が裁判所命令で公開され、9ページにわたってmRNAワクチンで起こり得る有害事象(1291種)が挙げられており、mRNAワクチンの危険性を報告した論文は1000以上出ています。実例は、「コロナワクチン 副反応データベース検索」で見ることができますがごく一部しか載っていません。
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◆SARS-CoV-2ウイルス血症
ウイルス血症とはウイルスが血流に侵入し全身へと移動する医学的状態。SARS-Cov-2 感染者において血中にウイルスが存在
するケースはそれほど多くはなく、またウイルス血症(RNAaemia)になっているケースは重
症の患者に多く、SARS に比較してウイルス濃度は高くないとの報告があるが、安全性を評
価する上では、引き続き知見の集積が必要。
◆里吉症候群(全身こむら返り病 進行性筋痙攣,全身脱毛,下痢を3主徴とする病因不明の疾患)
里吉症候群(里吉病,全身こむら返り病)は進行性筋痙攣(こむら返り),全身脱毛,下痢を3主徴とする病因不明の疾患である. 下痢が高度な例ではまれに全消化管の器質的異常を認め吸収不良症候群を来すが,症例の集積も乏しくその病態は不明な点が多い.
◆統合失調症
統合失調症は、こころや考えがまとまりづらくなってしまう病気です。 そのため気分や行動、人間関係などに影響が出てきます。 統合失調症には、健康なときにはなかった状態が表れる陽性症状と、健康なときにあったものが失われる陰性症状があります。 陽性症状の典型は、幻覚と妄想です。
◆強膜炎
強膜炎は、強膜(眼を覆う白く丈夫な線維性の組織)の重度で破壊的な炎症で、視力を脅かすことがあります。 強膜炎は、ときに、全身性の炎症性疾患がある人に起こることがあります。 主要な症状は、眼の奥深くでうずくような痛みです。 診断を確定するため、ときに画像検査が行われます。
◆手指硬化症
強皮症では、手や足の指先から皮膚がだんだんと硬くなり、からだの中心に向かって進んでいきます。多くの場合、左右同時におこります。皮膚が硬くなるスピードや範囲は、患者さんごとにさまざまです。指の関節が曲がったまま伸ばしづらくなる「手指屈曲拘縮(しゅしくっきょくこうしゅく)」になることもあります。
◆強皮症
強皮症は、皮膚が硬くなること(皮膚硬化)を主な症状とする原因不明の病気です。広い意味での強皮症には、限局性強皮症と全身性強皮症の2つがあり、前者は皮膚だけが障害される病気ですが、後者は皮膚だけでなく全身の様々な臓器に病変がみられ、末梢循環障害といわれる手足の血行障害も伴います。また、大半の症例で自己抗体が検出されます。両者は全く異なる病気で、全身性強皮症は膠原病の一つです。
◆強皮症に伴う趾潰瘍
全身性強皮症では、血管の内腔が狭くなるため、血液の流れが悪くなり、酸素が充分に運ばれないために、指先などの皮膚が死んで潰瘍ができます。 時には、指先が黒くなって壊疽と呼ばれる状態になることもあります。 また、手指以外にも足などに潰瘍が生じることもあります。
◆強皮症腎クリーゼ
腎臓の血管に障害が起こり、その結果高血圧が生じるものです。 急激な血圧上昇とともに、頭痛、吐き気が生じます。
強皮症腎クリーゼの定義は、強皮症経過中の新出の急激な動脈性高血圧または急速進行性の乏尿性腎不全である。病態は弓状動脈や葉間動脈レベルのび慢性の内腔狭小化(Am J Pathol 91:243,1978) 、およびより細い血管のvasculopathyによる、高レニン性腎性高血圧/進行性腎不全/TTP様の微小血管溶血性貧血である。我が国における頻度はSScの数%とされている。
強皮症腎クリーゼのリスク要因は、広範な皮膚硬化、皮膚病変の急速な進行、発症4年以内、抗RNAポリメラーゼIII抗体陽性、新出の貧血、新出の心嚢水または心不全、先行する高用量ステロイド、である。
◆強皮症様反応
強皮症は、免疫異常など、複雑な要因が絡み合って発症し、皮膚や内臓が硬くなる病気で、全国で推定3万人の患者さんがいるといわれています。強皮症の原因は一つではなく、「線維化」「血管障害」「自己免疫」という3つの特徴が複雑に絡み合って発症する。コラーゲンが蓄積されていく状態を「線維化」といいます。
強皮症で皮膚が硬くなるのは、線維化による症状です。血管障害により手指が白・紫・赤色に変色するレイノー現象があらわれます。レイノー現象が進むと、指先や足の潰瘍かいよう(皮膚や粘膜に傷がつき穴があいた状態)、さらには壊疽えそ(潰瘍がさらに深く重症になった状態)などの症状がみられることがあります。
◆二次性アミロイドーシス
二次性アミロイドーシスとは、血液を介してアミロイドというタンパク質が臓器に付着する病気です。 心臓に付着すると心臓病、腸管に付着すると下痢、腎臓に付着すると腎不全を起こします。 関節リウマチが長く続いた場合に起き、病変の最終段階です。
◆二次性小脳変性症
特発性小脳失調症(IDCA)の名称が提唱されている。IDCAは孤発性脊髄小脳変性症の中で多系統萎縮症ではないもの,という受動的な定義により診断がなされる。IDCAには特異的診断マーカーが存在しないことから,多系統萎縮症,遺伝性小脳失調症のほかに,二次性小脳性運動失調症である免疫介在性小脳障害(橋本脳症,グルテン失調症,GAD抗体陽性小脳失調症,傍腫瘍性小脳炎),アルコール性・薬物性小脳萎縮症などの多くの除外診断が必要となる。二次性小脳性運動失調症の多くは治療可能である。
◆二次性進行性多発性硬化症
多発性硬化症(MS)は神経症状の再発と寛解を特徴としますが、一部の患者さんは発症からしばらくすると再発がないにも関わらず神経症状がゆっくりと悪化してしまうことがあり、二次性進行型MSと呼ばれています。
◆分節化ヒアリン沈着性血管炎
分節性とは糸球体病変が糸球体係蹄の半分未満を侵すものと定義される。
ポルフィリン症、皮膚粘膜ヒアリノーシスなどでは真皮内のとくに血管周囲にヒアリンが沈着する。
◆発作
てんかん発作は、大脳の電気的な興奮が発生する場所によって様々ですが、発作の症状は患者さんごとにほぼ一定で、同じ発作が繰り返し起こるのが特徴です。また、発作時は脳内の電流が乱れているため、脳波を測定すると異常な波(棘波・きょくは)が現れ、てんかんの診断に用いられます。
その他、喘息発作、群発頭痛(cluster headache)、けいれん発作などいろいろあります。
◆酸素欠乏性発作
酸素欠乏症とは、空気中の酸素濃度が18%未満の状態になり、必要とされる酸素を体内に取り込めないことにより生じる症状のことをいいます。
気管支ぜんそくの場合、様々な原因で気道が狭くなったり、自然に元に戻ったりするので、発作性に呼吸が苦しくなります。さらに、慢性閉塞性肺疾患(COPD)でも、気管支喘息を合併していることがあり、発作性に呼吸が苦しくなることがあります。ギランバレー症候群と重症筋無力症などの場合、発作性の息切れの原因となります。
◆発作クラスター
群発頭痛(cluster headache)は眼周囲~前頭部、側頭部にかけての激しい頭痛が数週から数ヵ月の期間群発することが特徴です。夜間、睡眠中に頭痛発作がおこりやすく、頭痛発作時に眼の充血や流涙、鼻汁や鼻閉、縮瞳と眼瞼下垂(まぶたが下がること)などの症状を伴うことが多いことも特徴です。また、頭痛発作中は落ち着かず興奮したような状態になる方が多く、動けなくなる片頭痛とは対照的です。
◆発作様現象
皆さんは寝入りばなに足がぴくっと動くといった経験をされたことはないでしょうか?これは入眠時ミオクローヌスといって健康な方にも起こる不随意運動です。疲れた際などにまぶたや手足の筋肉の一部がプルプルと震えることがあります。これは線維束性攣縮という現象でけいれん発作ではありません。
◆発作の予防
「てんかん」の患者さんの 60~80%は適切な抗てんかん薬を服薬することによっ
て発作を長期的に消失させることができます。
その他、疲れすぎや寝不足にならないことや、なる
べく風邪をひかないように気をつけ、日常の生活のリズムを守り体調を崩さないこと
が大切です。