私のお友達の女性で、mRNAワクチンを2回接種後にお酒呑めないのに肝機能に異変がり、自己免疫性肝炎の疑いになった方がいらっしゃいます。血液検査で異常が出たそうで、様子観察中だそうです。
『自己免疫性肝炎(Autoimmune hepatitis: AIH)は中年以降の女性に好発する原因不明の肝疾患である。病因に自己免疫機序が関与することが想定され、遺伝的素因に何らかの環境因子が関与して発症すると考えられている。臨床的には
①AST、ALTの持続的上昇、
②抗核抗体、抗平滑筋抗体などの自己抗体陽性、
③血清IgG高値、
の3点を特徴とする。症状を伴わないまま、健診などたまたま行われた血液検査でAST、ALTの上昇を契機として発見されることが多いが、中には急性肝炎様に黄疸を伴い発症することがある。肝不全へと進行する場合がある。関節リウマチなど他の自己免疫疾患を合併することも稀ではない。』
黄疸や浮腫、腹水などの肝硬変に伴う症状がでる場合もあるそうです。
SARS-CoV-2 ワクチン接種で自己免疫性肝炎になるという論文は
「SARS-CoV-2 vaccination can elicit a CD8 T-cell dominant hepatitis」
が参考になります。