野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
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10月13日(木)絵本は誰のもの?

2016年10月13日 | たまごたちの1日
保育終了後、親子で絵本を読んでいました。
しりとりや迷路が出てきて楽しい絵本。
そしたら「おもしろそう~」とどんどん人がやってきて・・・
あっという間に人だかりになってしまいました。

「いや!Fキ一人で読むの!!」
保育終了後のほっとしたひととき、親子でゆっくり読みたかったFキ。
絵本を抱え込んで見せてくれなくなってしまいました。

「みんなで読むんだよ」
「誰の絵本なの?」
「Fキちゃんのじゃないなら独り占めしちゃダメなんだよ~」
「そうだよFキちゃんのじゃないでしょ!」
矢継ぎ早に年長者に畳み掛けられ、Fキは大泣きして絵本抱えて逃げてしまいました。

「どうしよう?Fキは今どうしても一人で読みたいみたい」
と相談してみたものの、耳に蓋。
「みんなも読みたいって」
と訴えてみたもののこちら側も耳に蓋。

説明すると絵本の持ち主Sホは「しょうがないな」と去っていったけれど、ひかないのはお姉さま方。
「Fキちゃんのじゃないでしょ~!」
と、とっていってしまいました。

Sホがいいといっても、Sホの本だから独り占めしちゃダメ!なのだそうで・・・。
当事者がどうということではなく、ルールがあるからそれを守らなきゃいけないという小難しい説得をされた気分。
そうやって今まで納得したり、がまんしたりしてきたのかな?
読みたいことを「読みたい!」っていうだけじゃだめなのかな?
裏を返せば、自分の本なら誰がどういう想いで読んでいても取り返していいということで・・・。
どういう気持ちなんだろうなあ~とじっくり話を聞いてみたくなりました。

親としては「みんながいるところでは、みんなで読むものだよ」って言えばよかったのかな?
「一人で読みたい!」って気持ちを伝えることはそんなに悪くないと思ったのだけど。
「あら~、これじゃ読めないわ」って軽く流せばよかったのかしら?

(くみ)
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代表:遊佐(ゆさ)080-5122-1052

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1 コメント

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Unknown (みゆき)
2016-10-22 07:24:52
これまで何度となく見られてきた光景なんだろうな...「ダメ」と「いいよ」の狭間でゆらゆらを繰り返して自分だけの世界から脱皮したとき、自分も相手もうれしくなる、そんな場面も何度となく。
本当に自分がやりたいことほしいものをストレートに伝えること。大切。あれこれ言い訳つけたり、必要ないところで他人を巻き込んだり、自分で自分の気持ちが言えないどころかわからなくなってしまう、よくあります。大人のわたしでも...わたしの気持ちも今度じっくり聞いてくださいな。
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