ようやく本格的な冬でコタツがありがたい季節になりましたね。
外に出れば、暖かな日差しでようやく一輪一輪と蕾みが出始めたところでしたが、この寒さで固まったのか一時ストップ。白い帽子を被った我が家の紅梅です。
この紅梅は40年もの間私の眼を楽しませてくれています。背の高さだったのが2倍の巨人に!昨年は剪定に困るのと隣に迷惑が掛からない程度にとのこぎりでバッサリ切らせてもらいました。ごめんね!
89歳のおばあちゃんの言葉ではありませんが「ありがとう、すまんのう」の精神です。
幹には、びっしり黒いブツブツがあります。貝殻虫です。
紅梅の樹液をすって生きています。ただ単に存在しているだけみたいです。ネットを見ると直接被害は美観を損なうことと多くなると吸水性で生きていますから生育に影響を及ぼすくらいだそうです。
この貝殻虫は益虫か害虫かはどうなん?
同じネットでこのような意見があったので覚えとして記述します。
簡単に割り切って、害虫とか益虫という概念自体が曖昧なものです。
目的に応じて、その瞬間瞬間が人に役立つか、役立たないか、ということです。
例えば、犬猫にしても、飼い主にとって癒し系でも、他人にとれば、吼えるから耳障りとか舐める咬む糞害蚤ダニ等不潔感もあり、迷惑なものです。
従って、昆虫の種類別に、その生態を見極め、目的と利用方法をしっかりと確定しなければ、意味がありません。当然その管理の仕方も。
ほっておけばよいというものでもありません。
概ね、幼少のころに自然に親しんでいない環境で育った人ほど、気持ち悪がるし(取り扱いがわからないので、恐怖感の表現方法の一つとして、貴書異という)、豊富に自然に親しんだものほど、危険度を瞬時に判断し、コントロール方法を知っているので、平然としている。
例えば、都会人や夜遊びに長けた人ほど、日常行動に警戒心がない。
田舎人ほど常に警戒心がある。なぜか、夜は、見えにくいから、足元すら、何があるか解らない。穴に落ちるかもしれないので、常に昼間に観察している。尤も、若年層は、経験が無いので、無知ですから、危険そのものに気がつかないから、目先だけで走り出す。情報化の進展により迷い、又便利になればなるほど、危険は益々増える。
いつの時点においても、解らなければ、解る体制になるまで、じっと待つなり様子を伺ってから、判断し行動するのが王道かもね。(ネットの園芸相談センターの過去ログたちつさんの回答です)
そうか!
あまりにも多すぎたる場合は紅梅の様子がおかしくなるのでそれから「ありがとう、すまんのう」の精神で地に戻すしかないですね。
排除するジャッジはそのぎりぎりまで私は持ち合わせていません……。
それにしても、自然とはありがたいものですね。
人間にとって役に立つか立たないかの基準ではなく、自然にとってどこか役に立つところがあるから生き続けているのだろう……なにかしら視点を変えて考えてみると、この貝殻虫も愛せるかなと思える雪の日の今日この頃でした。(まだまだ自然に対する優しさ感謝が足りませんね。)
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