このところ、何かと「ミモザ」の花が話題になっていると思ったら、「3月8日」は「ミモザの日」なんだそうですネ。(・・;)
更に、その日は「国際女性デー」でもあり、欧米では、古くから「ミモザの花」を「女性に贈る」習慣があるそうな。
ちなみに、「ミモザ」の花言葉は「感謝」だそうです。(^.^)
私が、初めて「ミモザ」という言葉を知ったのは、確か、「高校生」の頃。
当時、百恵ちゃんがCMしていた「シャンプー」の宣伝で、「♪卵色の〜クリームシャンプー〜…♪」というCMソングの「花王フェザーシャンプー」の新製品があり、私は早速、それを買ってみたのでした。(^.^)
すると、そのボトルに書いてあった文字が、「ミモザの香り」。
「ミモザ」って何? と思いながら、特に調べもせず、「まあ、花の香りだろう」と、スルーしたのでした。
時は流れ、就職してから、私は、自分で稼いだお金で、かねてから念願だった「華道教室」に通うようになりました。(^-^)
ある日、「花材」として出てきた「お花」に、メルヘンチックな「黄色い花」の咲く「枝」状のモノをいただきました。先生の説明によると、「ミモザ」とのこと。
「これが、’ミモザ’?!」(°▽°)
でも、先生はその時、「ミモザ・アカシア」とも言っていたような?
「ミモザ」と「アカシア」は、同じ植物なの?
と、長年、疑問に思っていたので、この度は、色々と調べてみました。(^^;)
⚪︎「ミモザ」は、「マメ科アカシア属」の植物の総称
⚪︎「アカシア」は、「マメ科ネムノキ亜科アカシア属の植物」
とあり、要するに、「アカシア」は属名のことで、「アカシア属」の中で「ミモザ」と呼ばれるグループがある…とのことです。(^^;)
更に、日本では、「銀葉アカシア」のことを「ミモザ」と呼び、オーストラリアでは「フサアカシア」のことを「ミモザ」と呼ぶそうです。
「黄色の花は、幸運の象徴」と云われるそうで、オーストラリアでは、「アカシアのある並木道」の近くに住むと、「運勢が上がる」と云われているそうな。(^-^)
ところで、「アカシア」と言えば、「歌の文句」にも、よく登場します。
♪ この道は〜いつか来た道〜…アカシアの〜花が咲いてる…♪ 「この道」
♪アカシアの雨に打たれて〜…♪ 「アカシアの雨がやむとき」 唄:西田佐知子
♪ アカシアの〜花の下で〜 あの娘がそっと〜瞼を拭いた〜 赤いハンカチよ〜:♪ 「赤いハンカチ」 唄:石原裕次郎
これらの歌に出てくる「アカシア」とは、調べた結果、ここで言っている「ミモザ」とは、違うそうですネ。(・・;)
なんと、日本では、「針槐(ハリエンジュ)」という植物のことを、「アカシア」と呼んでいたそうです。(°_°)
でも、実際、この植物は、「ハリエンジュ」が正式名称であるため、「ニセアカシア」とか「イヌアカシア」とかの「別名」があるそうです。
この花は、明治の初め頃に輸入されて、主に「北海道」に多く植えられたそうです。どこか「西洋風」「エキゾチック」なイメージを持つ人も多く、よく「詩歌」の題材となってきたそうです。(^.^)
実は、この「ハリエンジュ(ニセアカシア)」の種を、日本に持ち込んだのは、「現:五千円札の顔」となっている、「津田梅子」氏の親の方だそうで、「1873年」に開かれた「ウイーン万博」に行った際に、「持ち帰った」…とのことです。
その種を蒔いて、2年後に、成長した「木」を植え、それを、東京の「大手町」に植えて、初めて日本に「街路樹」が出来たんだそうです。
(大手町には、その「記念碑」もあるそうな。(^-^))
その後、それが、やがて「全国の街路樹」として、広がっていったらしいです。
「ミモザ」「アカシア」「ニセアカシア」の話でした。^_−☆