オーダー枕のお客様に、この週末もたくさんご来店戴きました。日曜日の午後、しかも午後3時過ぎから閉店30分前までの時間までは、それはもう「ちょっとした戦場」のような慌ただしさでした。4時過ぎには一時6名様が重なり、さらに調整のお客様が2名と、5名の社員でフル回転でした。それでも、最高にお待ちいただいたお客様でも15分少々だったと思います。快眠ひろばの接客レイアウトを変えたのが功を奏したようです。
そんな中、土曜日から3日間連続で「友人・知人のご紹介」でオーダー枕などを作りに来られたお客様が4名ありました。皆、弊店のチラシ配布地域外のお客様です。
それら「友人・知人のご紹介」のお客様の中で、気になるお客様がおひとり見えました。
「アトピー」の方です。
首からお顔にかけて、アトピー特有の赤い皮膚となっていました。特に首は、たぶんステロイド系の軟膏のために深い皺が出来ていました。
他の「友人・知人のご紹介」のお客様は、ズバリ「オーダー枕が良い」と紹介薦められたからと言ってご来店いただく方がほとんどです。
だが、このアトピーのお客様は「友達が綿桂で買った枕が良かった。お前も相談して、合った枕を薦めてくれると思うので行ってみな!と言われた」そうで、はるばる車で40分ほどかけてご来店下さいました。
今までも「オーダー枕が良いよ」という紹介でご来店のお客様はありましたが、「相談にのって、合った枕を薦めてくれるよ」と言われてご来店戴いたお客様は、はじめてかも知れません。
嬉しいですね。
さて、その【アトピーと枕】の話を少ししたいと思います。
西川リビング「眠りの常識パネル」より
枕が合う合わないの前に、アトピーの方の睡眠には、少々厄介なことがあります。彼もそうでした。寝始めて1~2時間で、一度目が覚めるようです。
眠りのゴールデンタイムは寝始めてから3時間です。この3時間にしっかりと深い睡眠が得られないとホルモンの分泌やバランスが悪くなってしまいます。
一般に、ノンレム睡眠の3・4段階の70~80%が初めの3時間で出現するそうです。そしてそれによって、成長ホルモンがたっぷりと出ます。成長ホルモンは子供にとっては字のごとく「成長」ホルモンですが、成人後は「細胞修復」ホルモンとなります。寝不足が続くと「肌が荒れる」のはこのためです。
「卵が先か鶏が先か」ではないですが、成長ホルモンがしっかりと出るべき時に睡眠が中断してしまう「アトピーの方」が多いのです。
なぜ、アトピーの方は寝始めて1~2時間で目が覚め易いのか・・・その原因は何かということです。
寝始めに、人は深部体温を低下させるために、深部の熱を体表面に移動させようとします。体表近くの血管が広がり血流量が増えます。そのため皮膚の表面温度が上がり、痒く(かゆく)なります。痒いという刺激で眠りが浅くなり、良質な睡眠よって得られる「成長ホルモン」の分泌が不十分になるという悪循環を起こすようです。
西川リビング「眠りの常識パネル」より
人は一晩にコップ2杯(400cc)程度の汗をかくと言いますが、寝始めからの3時間に半分以上の汗をかくそうです。アトピーの方は首筋に汗をかくと余計に「かゆみ」という刺激を感じてしまいます。
一方、彼のアレルゲンは一つではないと思いますが、主原因はダニのようです。ダニの付かない枕を、いつでも洗える枕を、それが彼の希望でした。ダニが主原因だとしても、それだけでアトピー対策には不十分です。
先程述べたように、アトピーの方は充分な寝汗対策が必要となります。そこで、枕は通気性の良い枕が望まれる訳です。彼も、医師から「パイプ素材の枕」を使うようにと言われたそうです。通気性が良いだけでは不十分です。寝汗の問題がありますから、吸湿性の良い(枕・ふとん)カバーが大切です。
アトピーの方は、枕の高さが合う合わないの前に、通気性や吸湿性のことも充分注意して購入しなければなりません。
話が途中ですが、眠くなりましたので中断します。
続きとカバーの話はまた明日。
ああ~・・ぐっすり寝たー!!
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突然の訃報で、私も驚きました。一週間前にあったばかりで、本当に信じられませんでした。15年以上のお付き合いでもあり、学年も私より一つ上ということで、色々と親しくさせていただいておりました。
今は、ただただご冥福をお祈りするばかりです。