正直古いホテルである。星野リゾートの一員と聞き少しばかり期待して行った。以前(20年以上前)軽井沢に泊った時、「私たちは余計なサービスはしません。何もしないのもサービスです」という趣旨の事が書いてあった。奥入瀬渓流ホテルもある意味同じであった。
経営的に見れば、少数精鋭と言ったところだ。宿泊者の数の割にスタッフの数は少ない(と感じた)。一人何役もこなしていた。かといって大きな不満がある訳ではない。食事が時間制であったりバイキングであったり、正直騒々しい。そういった意味では良くないし、料金的にもやや高いような気もする。婆は「一泊二食で12,500円(一人)程度だから、値は値だよ。まあ良かったと違う・・・」
婆の後に、床据え置き型のエアコンが置いてあった。冬の事を考えてのエアコンだろう。足元は涼しい。冷風の吹き出し口は夏は上が良い。都会に比べれば、涼しいかも知れないが、エアコンを切るとやはり、蒸し暑い。
ダブルベッドのツインである。このホテル、和室(畳の間)が大部分のようだ。ボンネルタイプのマットだ。結構古いようだ。ヘタリはほとんど無かった。掛けは羽毛ふとんであった。
翌朝、いつものようにマット等を点検した。
何とマットは日本ベッドのボンネルタイプではないか。担当者に電話をして、マットの納入時期を聞いた。91年と97年に納入している。番号からしてたぶん、91年だろうとの返事だった。20年前のものだ。だが、ヘタリはほとんど無かった。日本ベッドのこのマットは中央部と頭部と足部と大きく3つの部分になっている。腰をしっかり支える中央部は、他の部分よりコイルの密度が高い(コイルの数が多い)。さらに品質の良さがあって、他社であったらとっくにヘタリを生じているところだが、それは無かった。弊店ではこのタイプのマットは過去に数枚販売しただけである。
掛けふとんは丸八真綿である。可も無く不可も無くといったところだ。
このホテルは冬季も営業するのだろうか? 冬の八甲田は豪雪地帯だ。映画「八甲田山」そのものだ。スキー場は冬は閉鎖され春に開かれる。近くの酸ケ湯や蔦温泉は冬季休業するのが一般的だ。だが、11月末まで営業するなら、暖房はもちろん必須である。夏か冬(晩秋・早春)かでエアコンの位置は変わって来るのかもしれないが、夏(7月13日)宿泊した爺婆としては、エアコンの位置はお世辞にも良いとは言い難い。秋の紅葉時は快適かもしれないが・・・。
寝室の空調は難しい。
ホテルの散策道にある岡本太郎さんの作品。右横にいるのは婆であり、岡本太郎の作品では無い。
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