試験・デモ用の「天使のオーバーレイ」2点がクリーニングから戻ってきました。
実はクリーニング工場2社のうち、A社様には何も言わずに洗いに出しました。別のB社には「水を含むと伸びます。乾くと元に戻ると思うが・・・」と伝えた。
何も言ってないA社の反応はこうでした。 「幅長さが15㎝~20㎝ほど伸びてしまいました。メッシュ生地の中で伸びた分、折れ曲がっています。中のウレタンを伸びた分だけ切り落として良いでしょうか?」「それと、色がひどく濃くなりました。(洗う前は淡い黄色/卵白に近いほど。洗濯後はウレタン独特の黄色に変色) こんなに変化したウレタンは初めてです。」電話の奥で心配そうな声がしていました。
「タンブラー乾燥などしないでゆっくり乾燥させて下さい。完全に乾けば元通りになる筈です。切ることはしないでください。また、色は濃くなっても(変色しても)本体の特性は全く変わりません。心配しないで」と伝えました。今日それが戻ってきました。恐る恐るの作業で、乾燥にも時間が掛ったようでした。
B社は始めにこのウレタンの特性をお話ししておきましたので、何事もなかったようにクリーニングをしてきました。でも、営業さんが帰りしな言われました。「ゆっくり乾燥の為、仕事がはかどらず価格(クリーニング代)を上げて欲しい所です(笑)…。」
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦ 【実験】 ♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
天使のクッション(400x400x35㎜:素材は天使のオーバーレイと同じ素材)を水洗いしてみました。どれだけ伸びるか?
水を含ませたところ、あれよあれよと膨らみました。5分ほどでたっぷりと水を含み、サイズは約520x520x75㎜になりました。およそ体積で3.6倍です。膨張すると聞いていても、こんなに膨張するとは驚きました。話を聞いていなかったクリーニング工場は、さぞかしビックリしたことでしょう。
約24時間自然放置しました。水分が減った部分(つまり上部)は、徐々に膨張が収まりつつあります。だが、下部は水分をしっかり吸っているため、膨張したままです。お皿のように反ってます。
普通に乾燥させていたのでは、なかなか乾きません。 この状態に成るまで、約40時間以上経ちました。余りにも時間がかかりました。途中で、上下に新聞紙で挟み、吸い取り紙のように水を吸わせました。それでも、およそ元通りになるまで、5日以上掛りました。
天使のオーバーレイの最大の欠点は、「家庭で水洗いが難しい」という点です(ほぼ不可能)。
プロのクリーニング業者に任せれば洗えますが、家庭では難しいと思います。普段はカバーを小まめに洗って下さい。また、洗いたい時は「Watakeiにご相談下さい」
そう言った欠点がある商品ですが、それ以上に、優れた品質は、きっと皆さんに快眠をお届けすると思います。
*****************************************************
ムートンをお探しなら、Watakei まで。じっくり比較できます。
アイダーダウンをお求めなら、Watakeiで。実物をご覧ください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます