岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

今年のニュース(1)

2006-12-30 | Weblog
①障害者自立支援法

 何と言っても障害者自立支援法、特に原則1割の応益負担が導入されたこととのたたかいです。
 この法律は昨年、障害者のたたかいでいったん廃案になったものでした。あの郵政解散後の衆院選で自民が圧勝。自民・公明の数の横暴によって息を吹き返しました。
 私は昨年11月議会でこの問題をとりあげ、引き続く今年2月議会でも、さらに実施後の9月議会でも、この前の12月議会でも、国への制度改正・応益負担の撤回を求めること、県での負担軽減策実施を求めてきました。
 また私は、障害者団体が実施したさまざまな行動にも欠かさず出席するとともに、障害者の方々や施設を訪問し、生の声をききながら実態掌握につとめました。

 ついに国を動かす!
 こうした運動は、全国各地で繰り広げられました。その結果、先の臨時国会で障害者への負担軽減策など国の予算がつきました。ついに国を動かすことになったのです。あきらめずにがんばった大きな成果です。
 今月、国連では障害者の権利条約が採択されました。障害者の自立というのは様々な制度を利用することによって可能となります。その制度利用を有料にするという考えは、生きる権利を保障する点から考えて、絶対にまちがっています!
 私は引き続き、応益負担の撤回を求めてがんばります。

②岡山県の医療費補助制度改悪

 10月から単県医療費公費負担制度の「見直し」が実施され、それまで無料だった障害者の方々の医療費が原則1割負担となりました。
 本来地方自治体とは、国の悪政から住民のくらしを守る「防波堤」としての役割を果たさなければならないのではないでしょうか。ところが岡山県では、「障害者自立支援法によって福祉制度も1割負担になったこともあり、『負担と給付の公平』の観点から見直した」と、県独自の医療制度まで改悪しました。国の悪政に上乗せをして障害者に苦しみを押し付けているのです。
 私は、改悪が提案された今年1月以来、県の「見直し」を撤回するよう求めてきました。引き続きがんばります。

 ・2月議会 医療費補助削減を含んだ予算案――(共産)反対、 (自民)賛成、 (公明)賛成、 (民主)賛成、 (結果)可決 「オール与党」 県議会の実態が浮かび上がっています。

 ・2月議会 障害者団体の「見直し撤回を求める請願」――(共産)賛成、 (自民)反対、 (公明)賛成、 (民主)反対<紹介議員を引き受けていたのに>、 (結果)不採択
 ・9月議会 障害者団体の「見直し撤回を求める陳情」(10月実施を前に)――(共産)賛成、 (自民)反対、 (公明)賛成、 (民主)継続審査、 (結果)不採択
 ・12月議会 障害者団体の「見直し撤回を求める陳情」(実施後の実態をふまえて)――(共産)賛成、 (自民)反対、 (公明)賛成、 (民主)継続審査、 (結果)不採択
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