茶道具の清華

五島美術館の「茶道具の精華」展へ行ってきました。お茶のお稽古仲間有志と待ち合せて、ギャラリートークも聴講。

五島美術館には、私がファンである本阿弥光悦のお茶碗が数碗あるので、何度かお茶道具を観に来たことがあり、以前にも観た記憶のあるお茶道具もだいぶありました。
しかしその間に、たとえば高麗茶碗のことを少し勉強していたり、ほかの展覧会で井戸茶碗をいろいろ見たりしており、私のほうの知識や興味の対象が変わっていたりするので、へーこういうものがあったんだ・・・とか、あるいは以前そればかり見ていたものをさらっとやりすごしたり、変化はあります。


今回は、紹鴎の無節の茶杓の品格、利休円座肩衝の手かけを欠いた跡、利休所持という灰器や釜敷の籐の網目の美しさ、伯庵茶碗のクリーミーな雰囲気などが印象に残りました。

台風の通過が心配されましたが、お昼ごろには青空になって、新緑のころのようなとても気持ちのよい初秋の一日になりました。


帰り道に駅近くのカフェで一服。主婦が一人で食べる昼食のしたくのコツを教わり、来週ためしてみることができました。
環境が変われば、１日１日が試行錯誤です