お待たせしましたが2月8日のカルメン組曲(Carmen Suite)をUPします。写真はまずお約束のウヴァ-ロフの花束を貰ったものです。
まずタイトルに書いたように黄金コンビのザハロワ・ウヴァ-ロフに更に闘牛士役でマトビエンコまで参加するという言わば黄金トリオとも言うべき豪華メンバーでしたから始まる前からきっと良い舞台だろうと期待されましたが正にその期待を裏切らない最高の出来でした。
カルメン組曲は記憶では4回目の観劇でしたが今までは昨年1月28日ステパネンコ。クレフトソフ、4月15日ザハロワだが相手はウヴァーロフの代役、7月7日はアレクサンドロワ、クレフトソフといずれも黄金コンビとならず。勿論ウヴァーロフの長期リタイアもありましたが。
そして待ちに待った黄金コンビ・トリオの舞台でした。
ボリショイ通の方とご一緒しましたがザハロワがその指先まで神経を使った演技をしている、そして運命(運命を暗示する黒い牛)と最初に遭遇する際のザハロワの表情にその後の死を予感させる表情が見て取れたとその表現力の成長に目を見張られていたほどでやはり毎回演技終了後先生にその日の出来の反省会を30分は欠かさないという精進の賜物でしょう。
さて前置きが長くなりましたがと言うわけで配役は
カルメン:ザハロワ
ホセ:ウヴァ-ロフ
闘牛士:マトビエンコ
コレヒドール:ラナット・アリフリン
運命:ナタリヤ・ビスクベンコ
タバコ娘:ビクトリア オシポワ、イリーナ・セミレチェンスカヤ、オルガ・ステベェツォワ
このPRビデオと同じ様に牛の絵の垂れ幕が上がるとザハロワがメリハリの利いた切れの良いバレエで登場。以前話題になりましたが銃の構えを示しているという足上げは今回良く見たら4回上げるうち最初の3回は上方60度程度で最後の4回目だけ垂直に上げていました。これは最近手に入れたプリセツカヤのビデオでは4回とも60度程度なのでやはりザハロワなりの表現なのでしょう。
ウヴァーロフはカテコの衣装とは違う薄緑の衣装。何時見ても颯爽としていますよね。
闘牛士マトビは女性を誘惑する腰付きと持ち前のジャンプと切れの良い回転を見せてカルメンを誘惑。
3人の火花を散らす踊りはお互いを刺激しあい素晴らしい舞台となりました。
カテコは勿論人気の3人が競演したということもあるでしょうがそれにも増して舞台の出来が非常に良かったので何時までも何時までも続きました。
ボリショイ通の方もその出来に感激されていました。
カテコ動画は別途UPします。
ウヴァーロフさんの画像UP、公演レポートなど ありがとうございます!
また素晴らしい舞台だったようですね!
ザハロワさんが30分の反省会をしているというのは初めて知りました。
またこれからも貴重な舞台レポートや情報、画像、動画など、どうぞ宜しくお願いいたします。
さっそくコメント深謝。ひめさんいらしていたのですね。気がつかず失礼しましたが良い舞台でしたよね。
茉莉亜さん
引越し先のInternet設定に未だ2-3週間掛かるので回答やUPが遅くなっていることご容赦下さい。この回答も自宅側に車を止めてWIFI経由でやっています。自宅は10Fなので残念ながらそこまでWIFIの電波が届かないようなんです。。。
いつもお世話になっております。
お引越し先のインターネット設定にご苦労されておられる様子。そんな中でのUP感謝いたしております。
お仕事ほかお忙しいのでしょうから、どうぞ そちらを御優先ください。のんびり待っております。
エイフマンのガラをご覧になられたとのこと。私の好きな振付家ですが、なかなか公演を観ることができません。羨ましい限りです。
寺田さんはまだキエフでご活躍していらっしゃるはずです。ご覧になれると良いですね。
管理人様とお知り合いの方にひめ様の感想まで加わって、より立体的に公演の様子を知ることができました。
管理人様、ひめ様、本当にありがとうございました!
私はupしてくださって大変助かったのですが、管理人様の今のネット環境が悪いようなので、どうぞほんとにご無理なさらず、まったりいってくださいませ。
当方今までの動画なども即では見られず後から見てるものもあるのですが、手がこんでるというかよくできていて、時間や余裕のあるときにごゆっくりでも、と思いますので。舞台の感想は早期の方が忘れないのかもしれませんが。
ところで「ドンキ」31日の黒服3幕ボレロの男女目立ってますね。2日のキャストと同じ方でしょうかね。
敬愛するウヴァーロフの新作の成功が嬉しすぎて、言葉が出ない。芸術性の高い作品にキャストされること、今後もそうそうなさそうですからね。(この作品って音楽も良い・・)1ファンとして、ここらでいい新作がほしいと思ってました。私は個人的にはウヴァーロフの王子役も非王子役もどっちも好きです。彼の創造性が好きなので。でも彼を王子様といってくれるファンあってのウヴァだと、そういうファンの存在をありがたく思ってます。(私はそういう才に恵まれてないらしい・・)カテコのピンクに黒水玉衣装は、旧版の赤だけのシャツのほうが、場面に合うと思うけど。(この復活上演の前は、私が日本で見たのは後半の場面のホセが赤いシャツで、エスカミリオとカルメンの踊りに割って入った時、照明が赤だったか、ホセの怒りや嫉妬の炎で舞台が燃えるように感じる効果があったので)前半のグリーン上着の方がよく見えますよね。ザハロワはどっちもきれい。
ザハロワにとっては、初演のエスカミリオが、ちょいセクシーでプリマを超立てるペレトーキンで、今回がマトヴィエンコで、良かったと思います。脚と脚を絡ませる振りがあったのですが、どこかの動画で見たけど、ザハロワ、ペレトーキンのそのシーン、ちょっと良く見えました。肌を触れ合う振りでザハロワが本物の演技をするのには、相手は選んだほうがよさそうに思うので。今回のマトヴィエンコ起用の経緯がわからないけど、粋な計らいですよね。この人は主役の人と思ってました。
ホセはカルメンを殺すことでどうしても手に入らない女性を手に入れるのか、それとも「運命」に翻弄されてカルメンを殺し、全てを失うのか。
稽古写真のウヴァは刺した場面の後のザハロワ@カルメンを優しい目で見てました。これは芝居をやめたとこなのか、演技の表情なのか、なにを思って演じたのかなと、舞台を見れない身としては、考えてしまいました。
ちなみにアルベルト・アロンソの理解では、「カルメンとエスカミリオは強い性格で、ホセは素直でノーブル」と、昔言っていた。ツニガ(隊長)は秩序だかそういうものを表しているとか。
プリセツカヤの個性的理解では、「カルメンがエスカミリオに興味を持つのは、(男たちは皆カルメンに惚れるのに、最初)エスカミリオがカルメンに興味を示さないからだ」といってましたが。プリセツカヤのカルメンは彼女自身の当時の問題を色濃く反映し自由のために闘う」という原作とはまったく異なるテーマというか、ほとんど大義があるけれど。(闘牛場は、「カルメンが権力によって殺されるのを群集は見世物を見るように拍手して見ている」という意味らしいですけど。これはひとつの参考意見として、現在では、見る人がさまざまに受け止めていいんだと思います)アロンソはもうちょっと普遍的はことを考えていたのかなと。原作のカルメンはすごいアバズレ。
ザハロワにはザハロワのカルメンがあるんだと思うので、こういう感じではないかもだけど。かわいい系セクシーで、男性の無意識のすきに入り込んでくるような侮れない色気が新鮮で魅力的でした。死の予感の表情は、舞台写真でも見たので、これは一昨年11月の初演でもやってたと思いますが、ザハロワ、ウヴァは見てると進化してきますね。
では。
Nanaさん
暖かい言葉深謝。
気長にと言いつつ忘れない内に続きUPします。
もう少しお待ちください。