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12月15日のバヤデルカはアラシュ・ツィスカリーゼでした。ガムゼッティは前日と同じくアレキサンドロワ。
ニキヤ役のアラシュは黒髪と褐色の肌がニキヤ役にぴったりでこの役が当たり役のグラチョーワを彷彿とさせるところは一寸あります。アラシュなりに良く演じていたと思います。
ツィスカリーゼは前日のウヴァーロフと比較してもどちらも良い出来で甲乙付け難いという出来でした。最近ここまで元気いっぱいに踊るツィスカリーゼは久しぶりに見ました。外見は持ち前のヒゲを伸ばしたツィスカリーゼは確かにインドの剣士に近いのかも知れません。
黄金の神像の踊りは岩田さんでした。跳躍して片脚をプリエ、もう片方の脚はまっすぐ水平にといった難しい踊りを難なくこなされていました。(カテコ挨拶動画)
この舞台ではハプニングが起きました。2幕の結婚式で頭に水瓶を載せた娘のマヌーが子供二人と水瓶が落ちそうなところをバランスと取って落とさずに踊ってみせ、踊った最後に水瓶を頭から下ろして種も仕掛けもありませんと見せる場面がありますが何とこの水瓶を頭から下ろそうとしたら頭と瓶の間を落ちないように止めていた細い糸が切れずに頭に載せたままになったのです。Anna Rebetskayaが演じたのですが外れない瓶を再び頭に載せて手で押さえて挨拶と客席はざわつきました。あれだけ手を離して頭に載せた瓶が落ちないのは何か細工があるに違いない只最後にぱっと下ろせるので磁石でも利用しているのかと思っていましたが実際は糸で留めていたんでした。小道具役が厳重に止めすぎたのでしょうかね。
この後の太鼓の踊りでは初演のAnna Balukova(カテコ挨拶動画 太鼓の踊りの挨拶の後で挨拶しているのはハプニングが起きたAnna Rebetskaya)が踊りましたがやはり可也初演で踊りが硬く前日のIrina Semirechenskayaには及ばず。
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