ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

リーズの結婚~ラ・フィーユ・マル・ガルデ~2-

2006年08月01日 | Weblog

第2幕

幕が開くとLiseの自宅。切り株で雨を避けて母SimoneとLiseが入場。Liseは母の糸紡ぎを手伝ったり肩を揉む。母が居眠りするところで入り口の鍵をその前掛けから盗み取ろうとするが失敗。その後タンバリンを持って母とLisaが踊る。かぎのついた入り口のドアの上の部分が何故か開いてそこからColasが顔を覗かせる、ColasがLisaを抱きしめてぶらぶらしたり。

次に農民が収穫した農作物を持って入場。木の棒を打ち合わせて踊る。その後母だけ外出してLisaはソファーで泣き崩れていると農作物の間からColasが登場。二人の喜びの踊り。

母が戻ってきて慌ててLisaはColasと自分の部屋に隠れる。ぶどう園の持ち主Thomasの馬鹿息子Alainが来て母親はNotaryの結婚合意書にSignしAlainはLisaがと宝石を持ってLisaの部屋を開けるとそこでLisaとColasが抱き合っている現場でみんな呆然。Lisaの必死のお願いに最後は母親も合意。

2人の喜びの踊り、母親のタップダンス、村人の踊りなど。

最後は馬鹿息子が誰もいなくなったLisaの自宅に窓から侵入して自分の赤い傘を見つけて持ち帰り幕。

馬鹿息子役 Denis Medvedevと母親Simone役のGennady Yaninの芸達者振りが目立った舞台。 

LunkinaとGudanovは恋する一途な素朴なCouple。

喜劇で素朴な庶民の生活の1コマを描いたバレエで肩のこらない舞台でした。

カテコ動画2 

 



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2 コメント

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ルンキナ最近情報 (Nana)
2006-08-30 15:51:12
ルンキナについては、責任の持てそうな所でいうと、「スパルタクス」の妻フリーギア役での、アダージオが、いいみたいです。トッププリマの持つずば抜けた花はありませんが。先生で往年の名花・マクシーモヴァが、こまごまと教えたと思われる、丁寧な踊りでした。今年1月クレフツォフが監督になって世界の中堅ダンサーを集めたマイナーなガラコンでも踊られました。

5月のルンキナ、インタビューで、「グリゴローヴィチの作品を踊ることはボリショイのダンサーにとって特別なことだ」「この作品の中で呼吸してきた」というような発言をしていて、ちょっと意外だったのですが。(彼女はプティその他新しい作品も踊っていて、チャンスに恵まれているから)

誰の作品が良いかという以前に、何よりも、ダンサーがその作品を踊りたいと思って、作品を愛して踊れることが踊りに命を吹き込むことになる、そういう意味で、あの踊りが彼女の踊りの中では出色だったのは、なるほどとおもわせました。



グリゴローヴィチバレエの世界を吸収しているのは、彼女の代までで、次の代からは、新世代のボリショイになっていくんじゃないかと想像してます。脱グリゴロも、ボリショイの課題なんでしょうけど。ポソホフは好きなダンサーだっただけに、振付家としての彼には、ちょっとハラハラしています。



ルンキナは日本では賛否あるプリマなので、スパルタクスのアダージョ見ても、それでもピンと来ない人は、彼女はタイプじゃないのかも。以上ルンキナさんコーナーでした。
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ルンキナ (管理人)
2006-08-31 05:21:33
Nanaさん

了解です。スパルタカスは10月21日はグラチョーバ、22日はステパネンコの予定で未だルンキナが演じる予定は未定のようです。楽しみです。
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