Myselves

言葉と音楽に隠された魔法を探して放浪中。
そんな『自分自身』たちの旅の様子は?

思考はここまで飛躍する

2006-08-12 00:20:00 | 独白
夏バテ気味です。なんでだろう。
晃弥は記事に偉いことを書いてますが、私は毎年8月15日にまとめて書こうと思っているので今日はなし。


水曜に木管のトップ会談があってやばいなあと思ったにもかかわらず、昨日今日と出かけてて楽器に触っていない私はダメダメですね。明日は絶対オーボエ吹こう。
……暑いときって吐き気するものなのだろうか。頭も痛いし。満月周辺は仕方ないことではあるんだけど。
それにしてもだるいし背中痛い。あー。夏バテか。


今日は晃弥とデートでした。たいして買ってないけど、いいものが買えたと勝手に思ってみる。
試供品でアイメイクしてみたら意外と面白くてはまりそうだった。今から少しずつ化粧になれておけば秋定のときは綺麗になるかね。わからないけど。

嫌なこと思い出した。
化粧を毛嫌いするようになった理由も。

多少とはいえ、興味を持つようになったということはそれを克服したからだろうか。
あのときは本当にひどかった。インターネットの恐ろしさと、言葉の持つ二面性に直面したできごとだった。あれがちょっとの間心の傷になった。
15歳か。荒れだす頃とはいえ、あまりにも幼過ぎた。
でも、そのころから成長したのか、と問われると、即答できない。


心の傷、というキーワードで思い出した。
さっきまでシドニィ・シェルダンの『よく見る夢』というのを読んでたんだけど。
あれ結末怖いね。いろんな解釈ができるし。主人公がどういう行動をとったのか気になる。
それにしても、幼い子どもが大人の欲望の犠牲になるのはいただけない。主人公にしたってそれが心の傷となって(それもかなり深い)、ああいうことになっちゃったんだと思う。もちろん、彼女がしたことは全面的に許されることではないと思うんだけど、でも彼女だって被害者なんだ。
まあ、これ以上書くと本のネタバレになるのでやめときます。


ところで、宮部みゆきが『ステップファザー・ステップ』のなかにこんなくだりがある。


男は女にはなれないし、女も男にはなれない。だから、男は女に、女は男に、時には平気で残酷なことをすることができる。だが、男も女も、誰でも必ず一度は子供であったことはあるもので、だから子供には残酷な仕打ちをすることができないのだ。


そうだ、と思いたい。
しかしどうだろう。
実際の世の中は、子どもを虐待する親もいるし、子どもを殺す人もいる。自分の欲望の対象としてひどい扱いをする人もいるし、さらに悪いことに、戦争中だと子どもに人を殺すことを仕込む人だっている。
まあ、特に小さい子どもってのは、『ピーター・パン』に代表されるように、自分勝手で情け知らずで、その純粋さゆえに残酷だと思う。だけど、虐待したり殺したりって……。そこまでしなくても、と思う。それを補ってあまりある可愛さとか愛らしさってのもあると思うのだ。私は親になったことはないからなんとも言えないけれど。
それに、人を殺すことを仕込むってどうなのだ。なんで幼いうちからそんなことを覚えないといけないのだ。他人の子どもだったらどうでもいいのだろうか? 自分の子どもに人を殺すことを教えたいという親はいないだろう。それなのに?
私にはわからない。


これ以上は宗教論に発展しそうなので自粛。





気がついたら日付が変わってた。しかも痛みがひかない。


そんなときはさっさと寝ちまおう。

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2 コメント

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Unknown (文音)
2006-08-13 13:12:15
ねー、宮部さんはやっぱりすごいです。

『ステップファザー・ステップ』は読んだ? オススメだよ♪
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Unknown (むっく)
2006-08-12 16:21:27
 男は女にはなれないし、女も男にはなれない。だから、男は女に、女は男に、時には平気で残酷なことをすることができる。だが、男も女も、誰でも必ず一度は子供であったことはあるもので、だから子供には残酷な仕打ちをすることができないのだ。



あぁ!宮部みゆきってやっぱりすごい!

なんか驚きのあまり本当に「あぁ!」って言ってしまいました、あぁ!(笑)

さすがはブレイブストーリー!!(関係ないし)
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