今日はヒメアカタテハです。これは、確か去年の秋、駅近くのスーパーの裏の、小さな空き地で出会いました。静かな秋の日差しに透けて、とてもきれいです。セイタカアワダチソウも、なんだかとても澄んで見えます。
わたしの写真のファイルに入ってくれるのは、やはりタテハやシジミが多いですね。長いことじっととまってくれるからでしょう。アゲハやシロチョウは、すぐに飛んでいってしまうので、とても撮れません。幸運に撮れたときがあっても、なかなかいいポーズで写真に納まってくれません。
2枚目は、長男の通う高校のグラウンドのすみで見つけました。偶然、テントウムシとのツーショットになって、とてもかわいいです。
ツマグロヒョウモンのメスにちょっと似ていますが、模様が微妙に違います。ちょっと見には同じチョウチョに見えるんですけど、どこが違うかは、先日のツマグロヒョウモンの写真と見比べてみてください。
チョウチョの模様って、どうしてこんなに微妙なのかな。ちょっと星の位置がずれただけで、ぜんぜん印象が違います。特にアゲハやタテハの翅は、まるで不思議な星座盤のかけらのようです。小人が占いでもしていそうだ。
最後のは、三男の通う小学校の中庭で。確か雨もよいの日でした。授業参観が終わって、外に出たら、雨がやんでいて、花壇の花の写真を撮ろうと中庭に回ったら、出会ったのでした。
同じ種類のチョウチョでも、個体によって雰囲気が違うな。同じでも、みんなちがうんだ。どれもこれも、ただそのときだけの、二度とない出会い。これと同じチョウチョに出会うことは、2度とない。
世界中のすべてのものが、ほかのどこにもないただひとつの宝物なんだよ。チョウチョの手紙には、そう書いてある。