今日のトップの画像は、近所の空き地の隅に咲いていた、キンケイギクです。今頃の季節、公園や空き地などのあちこちに、ハルシャギクと混じって咲いています。こうしてみると、黄色が燃えてるみたいに、明るいですね。光っているようです。
チョウチョの類と違い、アブとなると、虫が苦手な人は嫌がるかもしれないので、少し気を使ってみました。シオヤアブは、コガネムシなどのほかの昆虫を捕まえて、体液を吸うそうです。だからアブとはいえ、人間を刺すこともあるので、見かけたら触らないようにしてくださいね。
虫の中には、人間にとって不快なものもたくさんいます。ハエやカ、ゴッキー(実名を言いたくない唯一の昆虫です)など。でもそんなものも、カメラを向けてみると、意外な美しさを見せてくれます。宝石のような複眼や、透き通った翅が、極上の職人が作った完璧な細工物のようだ。
実際のところ、国宝級の職人さんに、一度ヒスイでカマキリ作ってくださいって、言ってみたいココロがわたしの中にあります。ほしいなあ、小さなヒスイのカマキリ。でも、難しいでしょうね。小さなとげの一本一本まで、神様の御技は、苦しいほど、絶妙にかわいい。愛があふれてる。
こんなアブでさえも、神様は手を抜かない。完璧ですよ。なんてきれいなんだ。
自分は、ハエやカみたいに、ちっぽけで苦しいものだと思ってる人、いるでしょう。でもその人は知らない。神様がどんなに愛して、その人を作ったかを。
手がある。足がある。頭がある。心がある。極上の細工物。神様はどんなにか、丹精してこしらえただろう。
たとえば少女の柔らかな手を見るたびに、働く老人の肩の角度を見るたびに、ああ、神様が君たちを愛しているよと、わたしはいいたくなる。
すべてを与えてくれているよ。わたしたちは、どんなにか、みんなに、愛されているよ。