月の世の物語・余編第2幕、一応昨日で終了です。ここで改めて、「歌」から「什」までの13編を「第1幕」、「飢」から「蟹」までの14編を「第2幕」と決めたいと思います。
本当は「一」で物語は完全に終了、「蟹」は「エピローグ」とするつもりだったのですが、この物語、なかなかには、終わらせてもらえないようなのです。物語の方が、わたしに書けと言っているようなのだ。なのでまた、ピリオドを打つことはやめておくことにします。いつかまた、何かの折りに、お話のイメージがわいてくるのかもしれません。第3幕を書くときがいつくるかはまだわかりませんが、もし書くときがきたら、また大いに楽しみたいと思います。
冒頭の絵は「古道の魔法使い・本性」。彼女は、黒い肌に金色の目、銀の髪をしているので、切り絵では表現が難しく、鉛筆と色鉛筆、パステルなどで描いてみました。ちょっと少女っぽくなってしまったかな。本当はもっと怖くて迫力があるイメージなんですが。またいずれ機会があれば、描きなおしてみたいです。
それでこれは、古道の魔法使い・黒髪の美女バージョン。切り絵で描いてみました。何やら知的というか、きれいだけど、一癖ありそうなという感じの美女になりました。
つややかな黒髪、白い肌、澄んだ緑の瞳。豊かな胸元。天使のような微笑み。この顔で、恐ろしいことをやるんですよ、この人は。いや、ほんとの姿は別なんですけど。美人には、気をつけましょうね。男の方。
ちなみに、腐乱地獄というのは、20階ほどありまして、一番浅いところが1階、一番深いところが、20階となっております。お降りの際は階を間違えないように、お気をつけ下さい。
双子だったのが、ひとりになってしまった、白蛇の精霊です。胸飾りがカラータイマーみたいだな。切り絵だと、目の表現が難しいな、瞳孔が細い目、ちゃんとわかりますか?
とにかく、ここでしばらく、物語はお休みです。