世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

珠玉エッセイ集・もくじ

2014-02-03 13:20:35 | もくじ

※今までに書いた記事の中で、おもしろいエッセイを集めてみました。★マークをクリックすればそのページに飛びます。お楽しみください。



有為のしらべ

エゴの解像 ……………………… 

有為のしらべ …………………… 

昨夜の夢など …………………… 

神様との話し方 ………………… 

愛の響き・5 …………………… 

愛の響き・9 …………………… 

テレサ ………………………… 

ダイアナ ……………………… 



てんこの論語

君子はこれを己に求む ………… 

必ずや射か ……………………… 

その言のその行いに過ぐるを …… 

義を見てせざるは ……………… 

忠信を主とし …………………… 

和して同ぜず …………………… 



アートの小箱

レオナルドとティツィアーノ ……… 

男性 …………………………… 

分裂するティツィアーノ …………… 



花や木

ナズナ ………………………… 

ノウゼンカズラ ……………… 

アメリカフウロ ……………… 

ツバキ ………………………… 

コウヤボウキ ………………… 

ヒイラギナンテン …………… 


生命

ヒメアカタテハ ………………… 

ベニシジミ ……………………… 

愛の響き ………………………… 



珈琲の海

幻の魔王 ………………………… 



フェアリィウィスパー

妖精のことほぎ ………………… 

妖精のきらめき ………………… 

あくまのしんじつ ……………… 

ビーストはだます ……………… 




わたしの本棚

勇者プーリア …………………… 


こものの部屋

ジーザス ………………………… 

愛の小鳥 ………………………… 



箱庭写真集

夏のおさらい・5 ……………… 

ダイコン ………………………… 





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ポンパドゥール夫人の肖像

2014-02-03 04:07:27 | 虹のコレクション・本館
No,62
フランソワ・ブーシェ、「ポンパドゥール夫人の肖像」、18世紀フランス、ロココ。

ロココは人間をてかてかに塗りすぎる。人間の女はこんな繻子の人形のようなものではない。わかっているだろうが。

フラゴナールなどはかわいいので、まだ許せるがね。

言っておくが、女は、鏡を見て、自分は美しいと気付いたとたんに、その美しさが曇る。傲慢の心は決して美しいものではないからだ。ひどいものになると、美しいと思ったとたんに醜くなる。

ポンパドゥールはセンスがあったぶん、助かったようだが。

美というのは難しいものなのだよ。自分の美に気づいた時、心が傲慢に焼かれないように、自分を律しなければならない。それでなければ、神が下さった美を保つことができないからだ。

勉強ができていないものが、簡単に他者から美を盗んで美人になると、こういう罠に落ちる。美の中に傲慢の炎が灯り、あまりにもきつい、臭いものになる。それは決して美ではない。

美とは愛の本質なのだ。愛のために奉仕するのが美だ。美は愛のためになければならない。それでこそ美は心地のいい幸福になる。

ポンパドゥールは美女だったようだが、実に臭いね。美を権力と贅沢のために利用している。こんな豪奢な服を着て、誇り高く気取っているのが許されるのは、子供のうちだけだ。こんなレベルにあこがれているようでは、美女への道は遠い。

女性はこれを反面教師とするように。




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