この人生において、かのじょはとうとう人類の天使の資格を失い、この世界に来ることができなくなりました。
その代わりに、地上に再び来ることを決意した天使がいます。瑠璃の籠で、アリオトと呼ばれている天使です。
彼は、遠い昔、片目をつぶされて殺されたことがありました。それゆえに、自分を肉体化するに必要な片目の成分を失ってしまい、地上に来ることができなくなってしまったのです。
もし来れば、必ず片目に障害ができるからです。
このように、わたしたち人類の天使は、みな、傷だらけです。肉体に受けた傷は、霊体にも残るのですよ。
イエスには、いまだに、あの時の傷が残っているのです。
天使ですらこうなのですから、人間がどういう風であるかは、推してはかることができるでしょう。
これがわかったら、人間を傷つけてはなりません。
地上世界で、肉体の一部をもぎとられた人は、霊的世界においても、それがないことがあるのですよ。
肉体というものは、大切なものです。
傷つけたり、乱暴に扱ったり、侮辱したりしてはいけません。
サビク