No,78
アルブレヒト・デューラー、「七十歳の父の肖像」、十五世紀ドイツ、北方ルネサンス。
ドイツ・ルネサンスを考える上で、省くことのできない画家だが、これを選んでみた。
美しい絵である。息子の父に対する愛が暖かに見える。
勉強の度合いでは、息子が勝っているだろう。父は息子を立派にするために、愛情を注ぎ、真面目に働いて育てて来たに違いない。
曲がったことのない真面目な男の愛が見える。息子を愛している。そして息子も愛している。見ていると、父と息子のほほえましい思い出さえもが、こちらに見えてくるようだ。
親と子の情愛というのはいい。デューラーはまじめなよい画家だが、それを育てた家庭の環境がよかったのだろう。
自分の父を描いた絵と言うのは、結構少ない。デューラーはまっすぐに父親を見ている。このようにまっすぐに見ても、苦しくない男だったのだろう。
アルブレヒト・デューラー、「七十歳の父の肖像」、十五世紀ドイツ、北方ルネサンス。
ドイツ・ルネサンスを考える上で、省くことのできない画家だが、これを選んでみた。
美しい絵である。息子の父に対する愛が暖かに見える。
勉強の度合いでは、息子が勝っているだろう。父は息子を立派にするために、愛情を注ぎ、真面目に働いて育てて来たに違いない。
曲がったことのない真面目な男の愛が見える。息子を愛している。そして息子も愛している。見ていると、父と息子のほほえましい思い出さえもが、こちらに見えてくるようだ。
親と子の情愛というのはいい。デューラーはまじめなよい画家だが、それを育てた家庭の環境がよかったのだろう。
自分の父を描いた絵と言うのは、結構少ない。デューラーはまっすぐに父親を見ている。このようにまっすぐに見ても、苦しくない男だったのだろう。