世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

ポーラースター・システム・9

2016-12-04 04:14:10 | ポーラースター・システム


急いでいちばん良い服を持って来て、この子に着せ、手に指輪をはめてやり、足に履物を履かせなさい。それから、肥えた子牛を連れて来て屠りなさい。食べて祝おう。この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったからだ。


ルカによる福音書



  ☆


馬鹿が、自分よりいいというだけで、真の王を馬鹿にし、自分をいいものにしてきたから、世界はこのようになった。

イエスはユダヤの王にふさわしい魂だったが、王族の家には生まれず、貧しい大工の息子として生まれた。

そこから、愛の心を発し、子供を導くように、優しい心と言葉で、国民を教えて、国を救おうとしていたのだ。

馬鹿が迷っている間は、王は物乞いの家にでもどこにでも生まれて来て、できることは何でもして、民を助けようとする。それが真の王の愛というものだ。

どんなに馬鹿が真似をしても、これだけは真似ができない。

王の愛というものは、あるのだ。それがあればこそ、国のすべてがうまくいく。

独裁をして人間を思い通りにしようとするのは、馬鹿だ。王がそんなことをするはずはないのだ。

だがその王を、最も卑怯な方法で殺し、それだけでは飽き足らず、遺体にむごい侮辱を加えてさらしたので、ユダヤは滅んだ。

二度とこの世によみがえることはない。

イスラエルという国はあるがね、あれは血脈的に、古代のユダヤとは何の関係もないのだ。








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