急いでいちばん良い服を持って来て、この子に着せ、手に指輪をはめてやり、足に履物を履かせなさい。それから、肥えた子牛を連れて来て屠りなさい。食べて祝おう。この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったからだ。
ルカによる福音書
☆
馬鹿が、自分よりいいというだけで、真の王を馬鹿にし、自分をいいものにしてきたから、世界はこのようになった。
イエスはユダヤの王にふさわしい魂だったが、王族の家には生まれず、貧しい大工の息子として生まれた。
そこから、愛の心を発し、子供を導くように、優しい心と言葉で、国民を教えて、国を救おうとしていたのだ。
馬鹿が迷っている間は、王は物乞いの家にでもどこにでも生まれて来て、できることは何でもして、民を助けようとする。それが真の王の愛というものだ。
どんなに馬鹿が真似をしても、これだけは真似ができない。
王の愛というものは、あるのだ。それがあればこそ、国のすべてがうまくいく。
独裁をして人間を思い通りにしようとするのは、馬鹿だ。王がそんなことをするはずはないのだ。
だがその王を、最も卑怯な方法で殺し、それだけでは飽き足らず、遺体にむごい侮辱を加えてさらしたので、ユダヤは滅んだ。
二度とこの世によみがえることはない。
イスラエルという国はあるがね、あれは血脈的に、古代のユダヤとは何の関係もないのだ。