わたしが世を裨益するのに飽きるまえに運動のとめられんことを。世につくすことのできなくなるよりさきに動けなくなることを。
倦怠よりも死を。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
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レオナルドは学究の人だ。間違いをすることを誰より恐れる。真実をとことんまで見極めようとする。
彼の中にはまぎれもない北極星がある。自分は真実の人なのだと、それを真っ向から信じる、よき魂が自分の中に確固としてあることを、知っている。
そういうものを、北辰に選ばねばならない。
北辰は迷ってはならない。自分と神を信じ、人民の幸せのために、身を粉にして働かねばならない。生涯、精進していかねばならない。
誰もが自分を見て、生き方の見本とできるような生き方をせねばならない。
王になれば、何もかもを家来がやってくれて、自分は何もしなくていいなどと考えているようなやつは、たとえ皇室の血を引いていても、破棄しなさい。
本当の愛を選ぶためには、君たち自身が、本当の愛を見抜かねばならない。本当の愛の姿を、とことんまで学ばねばならない。
そこを土台にして、革命を進めていこう。北辰革命だ。
それは民主革命のように、大きな血を流してはならない。
人を殺してはならない。
人類の総意に基づいて、人類自身が、自ら自分を変えていくというものでなければならない。
体制をどうすればいいのかということは、君たちで細やかに考えていくがいい。