先日、証明用の顔写真を撮る機会があった。
そうしたら、まるで犯罪者のようなおっさんの顔に写った。
写真を撮る時には、馬鹿の霊がわたしの顔を取るからそうなるんだ。つまりは馬鹿の霊が写るんだよ。
鏡で見る限り、わたしはそれほど醜くないけどね、写真に写すとずいぶんと醜く写る。
これは困るなあ、と馬鹿の霊には訴えている。わたしもそろそろ年だからね。遺影のことなんか考えているんだ。
終活というわけではないけれど、子供たちのために、自分のきれいな遺影を残しておきたい。遺影を残しておけば、死んでも子供たちと話ができるからね。
あと何年生きられるかまだわからないけど、その間に、少しはきれいな写真を撮らせてくれよ、と馬鹿の霊には訴えている。
見るとショックを受けると思うので、写真はここにはあげない。