きのうは90人ばかりを指導した。
そろそろやめたほうがいいなんてことを言いながらも、馬鹿の霊が辛そうに訴えてくるとついやってしまうんだ。
どうもこれは一生やらなくてはならないようだ。
われわれがやらなくても、痛いところでは人間が勝手にやっているんだけどね。馬鹿というのはどうしても天使に甘えてくるんだ。
どうしてこんなにつらいんだ。なんでこんなことになったんだと、馬鹿は苦しそうにわたしに訴えてくる。
そうすると、むげにあっちにいけということもできないしね。
やればやるほど、甘えてくる馬鹿の霊が増えると思うんだが。
きりがないと思いつつ、われわれは死ぬまでこれをやるらしい。