世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

白い蝶

2012-02-27 07:32:16 | 画集・ウェヌスたちよ
「白い蝶」

ありがちな聖母子の図ですが、頭に光輪は描きませんでした。なんだか必要はない気がして。レオナルドじゃありませんけども。

マリアの腕に抱かれた幼な子イエスは、手元に飛び込んできた白い蝶を見ている。
昔、どこかで、「蝶々は神様の手紙」などと書いた覚えがありますが、そのことを元に、本章冒頭の「蝶の道」や別章の「史」の編ができました。

イエスのところにも、その神様からの手紙がやってきた。その白くてきれいな生きている文字に、何が書いてあったのか、幼な子イエスは、それをどう読んだのか、神はそれによって、彼をどう導いていくのか、それは神以外の誰も知りませんが。運命は不思議な方向へと向かってゆく。真実はあまりにも不思議な世界へと人々を導き始める。

別章、いよいよクライマックスです。



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