◆表紙、今回から小田亜希子さん。これまで長く表紙をお願いした常山俊明からの紹介。意外なことに、絵を始めてまだ2~3年とのこと。今回のマイルス・デイビスのスケッチは、見せていただいて、これだ、とピンときた。マスキングテープによる作品もあるようで、次回以降の楽しみとしたい。
◆石津ちひろさんから132号を読んでの読後感ということでメールをいただいた。
「まずは熊本吉雄さんの「霜月のアイスクリーム」ですが、映像が鮮やかに浮かび上がってくるような作品だと感じました。姉弟の間に横たわる深い愛情にも、心が動かされました。方言がみごとに活かされているからでしょうか?宮沢賢治の「永訣の朝」と重ね合わせながら読んでいる自分に、ふと気づいたのでした。/ついでページを繰ると、ちょうど西城健一さんの「宮沢賢治記念館にて」という詩が目に飛び込んできて、その偶然に息を呑んでしまいました。たまたま2年前、気仙沼の帰りに同記念館を一人で訪ねておりましたので、歓びと懐かしさを覚えながら、西城さんの一つ一つの言葉を噛みしめたのでした。/そして千田さんの「詩の一行は」の冒頭に書かれた四行は、私にとってまるで神の啓示のように感じられたのでした。」
さらに「今回もじゅうぶんすぎるくらい堪能させていただきました。」と。
神の啓示とは、また過分なお言葉であるが、毎号、堪能いただいているとは有り難いことである。
さて、今号も、不思議な符合はあっただろうか。
◆コロナウィルスでイベントや、宿泊、飲食関係のキャンセルが相次ぎ、気仙沼市内も大変な状況であるが、二月二九日には、気仙沼出身のミュージシャン加藤素朗氏とサックス奏者の伊勢賢治氏のコラボライブが行われた。前半の常山俊明を含む地元ミュージシャンの演奏の後、加藤、伊勢氏らが登場。調音、リズムとも正確で、心地よい。グルーヴ感がある。機械的な正確さではない。もっと人間的なもの。マイケル・ジャクソンの「ロック・ウィズ・ユー」など、自然に体が動いてしまう。堪能させていただいた。演奏者自身も楽しんでいたはずだ。
◆三月一日、仙台メディアテークにて、気仙沼の若者たちが主催するイベントで、加川広重氏の第一八共徳丸の巨大絵画を前に、妻とともに詩を朗読するはずだったが、中止となってしまった。四月一二日(日)には宮城県詩人会のポエトリーカフェで、千田が担当して「気ままな哲学カフェ」を久しぶりに行う予定だが、そのころには落ち着いているだろうか?
◆NHK東北の変な番組「みちたん」の、変な主題歌「ぱんぱら」を歌う熊谷門と息子の然くん、孫のノイくんとで、五月に市内でコンサートをもつ話が進んでいる。門は、白髪白髭千丈の仙人じみた放浪のミュージシャン、中学校時代から一緒にバンドを組んだ同級生。ノイくんは、今、中学生になったか、CDを聴くと、作詞作曲、歌、ウクレレ、何か図抜けたものを持っている。乞うご期待。私自身も会えることを楽しみにしている。
◆県道工事に伴う移転で、12/31に引っ越した。
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