有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

805 「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」授業: 発達心理学 柿沼先生の授業

2010-09-03 10:49:11 | 日本聴導犬・介助犬訓練士学院
発達心理学の柿沼先生に、「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」の第2期生の授業で、脳の発達とこどもと動物との関係をご教授いただきました。いつも興味深いご講義をいただけること感謝申し上げます。

幼児であっても、哺乳類としての本能によって、動く物、飼っている猫とか犬とかだけでなく、道で会った猫とか)にも、興味をもつことから「にゃんにゃ」とか「わんわん」とかの言葉を早くに習得するのではないか、とか。人と動物の間、ちょっと不思議な存在、第3者的な存在。「パパ」「ママ」「マンマ」があって、その次の言葉として「にゃんにゃ」「わんわん」が出てくる(アメリカのデータ)。何かの役割があるのではないか。とても重要な役割があるのではないか。

理想のこども部屋には、動物柄のカーテンとか寝具、ぬいぐるみが揃えられるのか、絵本に動物が出てこないのは少ないというのは、自然と選ぶのは、具体的な根拠から考えてみる必要がある。

脳の構造として、にわとりの頭の水煮を利用して、鶏(鳥類)の脳を解剖しました。
みなさん、真剣に解剖してました! 1個だけでなく、2個、3個、解剖した方も。


大まかに言ってしまうと、鶏の脳は大脳(思考)、小脳(運動、反射)、脳幹(生体保持)と、におい、視覚をつかさどる部分というとてもシンプルな構造で、人間では、後頭葉に内蔵されている脳の外部に松果体がありました。第2期生が、解剖してます。道具は箸とつまようじ。写真上。左2番目から 頭蓋骨から脳をはずす。脳の周りのくも膜をはずす。写真下が、鶏の脳。中央の大きな2つの部分が大脳。上になっているのが、小脳。



私が考えるに、鶏の行動から、それほど深い思考は必要ないでしょうし、目で「食、休、(自分を)守」くらいの行動からすると、人間のような脳のシワがないこともうなづけました。

猫、犬など哺乳類では脳のシワや前頭葉の存在など、人間に近い脳の構造になっているそうです。鶏の脳の解剖は、興味深いものでした。

※訓練士学院では、第3期生を募集しています。
試験は、2010年10月中旬と、12月中旬に行われます。詳しくは、http://www.hozyokengakuin.jp/


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