いわゆる「ガムテープ」と言われる物は、梱包用のクラフト粘着テープや布粘着テープ。そして、最近良く見かけるOPP粘着テープの総称だと思っていませんか?
私もつい先日までそう思っていました。しかし、本来のガムテープは段ボール箱などの封緘に用いるテープで、クラフト紙や布に再湿性接着剤を塗布したものだそうです。使用する際に、糊の塗られた面に水をつけ、糊を活性化した上で貼付する(一般的な郵便切手と同様)。ダンボールの封緘、梱包の他伝票類の背貼り、電球類の包装に多く使われています。水溶性の糊を使用しているので、剥離剤や合成接着剤などの非水溶性樹脂を使っていないので、リサイクルする際にはがす必要が無い。表面に剥離剤の処理が無い為、重ね貼りが出来る。クラフト粘着テープ等をはがす時はドライヤー等で熱を加えればはがした痕跡が残らないが、ガムテープの場合は容易に痕跡無くはがすことが出来ないと言う特徴があるそうです。
そして、この「ガムテープ」なるものを使用する際はたいてい左にあるような、専用のガムテープディスペンサーを使用するそうです。
但し、現在この機械は製造中止になり、部品供給も本年度始めに終了したそうです。
そこで、名古屋市内に本社を置く、某ガムテープメーカーでは、自社製のコンパクトディスペンサーの開発に乗り出すと共に、従来の機械のメンテナンス対応の為、ディスペンサー取り付けの為の、最適な水付け用ガムテープ刷毛の開発の必要性が出てきました。
そんな中で、弊社に製作依頼の話が来ています。まだまだ試作段階ですが
弊社独自に開発した吸水性に優れた化学繊維を使用し、ステンレス金具で固定するという左のような形状の「ガムテープ刷毛」を開発中です。
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