何よりも必要としているのは“励まし”よ

2010年04月23日 20時54分02秒 | 日記
金曜日

コートジボワール共和国
通称コートジボワールは、西アフリカに位置する共和制国家。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B8%E3%83%9C%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB



名門ハーバード大学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89%E5%A4%A7%E5%AD%A6

 アメリカの名門ハーバード大学のドルー・ファウスト学長が3月、来日した際、東京・日比谷の日本記者クラブで記者会見しました。「資金不足で多くの講座が存続の危機に瀕している」と、世界金融危機の影響がキャンパスを襲っていると訴えていました。

 その名門大学がインターネットを通じ、講義を初めて一般公開したと、学長が述べていたので、調べてみると、マイケル・サンデル教授の政治哲学講義でした。毎回、1000人近い学生が詰めかける人気講座といいます。公開されたのはJUSTICE(正義、公正)をめぐる講義ですが、歴史上の思想家や先生について退屈な理論解説が続くのかと想像していたら、段違いに現代的、現実的で面白い。

 サンデル教授の講義はハーバード大学関連サイト(http://www.justiceharvard.org/)などを通じ、パソコンから視聴できます。また、4月4日から毎日曜夜6時、「ハーバード白熱講義」のタイトルでNHK教育テレビでも放映中です。
(2010年4月21日 読売新聞)

「子ども読書の日」名字の言
 きょう23日は「子ども読書の日」。
2000年の「子ども読書年」以来、子どもの読書環境は着実に整いつつあると言えそうだ。
「朝の読書」運動の実施校は10年前の7倍超(2万6551校、16日現在)。全国の図書館が小学生に貸し出した冊数も一人35・9冊(07年)で、過去最高を記録した

▼読書は豊かな心を育み、学力にも影響を与える。昨年度の全国学力・学習調査によると、読書が好きな児童・生徒は、読書が嫌いな子より、小・中学校ともに国語も算数も正答率は高かった

▼読書が持つ人生への影響力も計り知れない。歴史家トインビー博士は幼少時、母がイギリス史を少しずつ話し聞かせてくれたという。「20世紀最大の歴史家」への第一歩は、“耳の読書”から始まったといえよう

▼中国の故事に「読書尚友」(書を読み昔の賢人を友とする)と。読み継がれてきた世界の文学作品は、人類の英知が凝縮された宝庫。読むことで人生が深まっていく

▼池田名誉会長は、戸田第2代会長から「今日は何を読んだか」と毎日のように質問された。この若き日の読書が、その後の人生の大きな力となっている

▼本年は「国民読書年」。未来大成へ、心に読書と思索の時間をつくり、自身を磨き鍛える日々に。(濤)

子どもを読書に親しませる 社説
日本の宇宙飛行士の母親を取材してきた、教育ジャーナリストの杉山由美子さんは、
子どもを読書に親しませる各家庭での工夫について、次のように語っている。
 「子どもの生活空間の中に、本を意識して置いていました。
図鑑、辞書、名作童話、マンガなどもありました。
子どもの主体性を大事にし、親が口出しするのはできる限り避け、
子どもが自ら聞いてきたことに、その都度、答えていく」

「励まし」について
夫人の直言
 一、現在、私は、キング博士の盟友として、アメリカの人権運動を戦い抜いた、歴史学者 のビンセント・ハーディング博士と対談を進めている。
 このハーディング博士が大切にされているエピソードがある。
 それは、ある研究会で、博士が発表を行った時のことであった。
 その会議には、夫人のローズマリーさんも一緒に参加しておられた。そして終了後、博士 に、こうアドバイスしてくれたというのである。
 創価の婦人部を彷彿させるローズマリー夫人は、まず、博士の発表の際のスピーチを讃え た。

 「あなたが状況分析を得意としていることは、あなた自身が、よく知っているわね。それ から人々に対して、今、さらに何をすべきか、何かうまくできていないかを指摘すること も得意ね」と。

 その上で、夫人は「だけれども」と続けられたのである。
 「人々が何よりも必要としているのは“励まし”よ。
 もっと状況がよくなるように、人々を激励してあげることが大切だと思うの。
 そしてビンセント、あなたは、それを上手にできる人よ」

 この夫人の直言に、博士は目を覚ました。
 博士は「励まし」を通して、一人一人が持っている自らの偉大な力に気づかせていくこと こそが、わが使命であると定めた。
 そして、その言葉を胸に、夫人が亡くなられた後も、あらゆる場所で、あらゆる方法を工 夫しながら、人々を励ますことに、全力を尽くしてこられたのである。

 一、この「励まし」について、私は、中国文化界の指導者である、中華文化促進会の高占 祥《こうせんしょう》主席とも語り合った。
 中国と日本に共通する「漢字文化」を巡る語らいの中で、私は、この文化の巨人に尋ねて みた。

 「一番好きな漢字は何でしょうか」と。
 高主席は即座に答えてくださった。
 「それは『励』の一宇です」と。
 そして高主席は、中国でも翻訳・出版された私の著書『人生の座標』に記された、    「『励』ましという文字には『万』の『力』とある。まさに、人々に『万』の『力』をお くるものこそ、心からの『励まし』である」との一文への共感を語ってくださったのであ る。

 〈高占祥主席は、こう述べていた。
 「これ(SGI会長の“励ましは万の力”との文章)を読んで、私は深い感銘を受けまし た。それから直ちに『万の力』はすなわち、人の心をつなぐ文化力であり、調和世界を築 く親和力だと連想しました」

 「私自身、数え切れない実体験を通じて、励ましは万の力ということを、“人生教室”の 中で学んだ最も大切な真理と考えております」〉
 日夜、多くの友と対話し、励ましを贈りゆく皆様方の信念と誠実の行動こそ、「平和の文 化」を創造し、「調和の世界」を建設しゆく崇高な力なのである。
 厳しい経済不況が続く時代である。
 だからこそ、私たちは「励まし」という、タダであって最も価値ある「万の力」をいよい よ発揮し、明るく、朗らかに前進していきたい。
 
 5・3祝賀協議会での名誉会長のスピーチより
          (2010.4.20 新宿区内)




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