お久しぶりです。最近更新をサボっておりましたね…
私のblogではシェアサイクルで旧五街道を制覇する企画をやっておりまして、東西の都を結ぶ2大幹線の東海道・中山道は制覇しましたがまだ3つが残っています。
「そうだ、自転車漕ごう!」ということで、感染対策を十分に行ったうえで東京へ向かうこととしました。
今はちょっとだけ我慢…と言われ続けてもう1年以上。待っていたらいろいろ旬を逃してしまうわけです。
かと言って対策を疎かにしてはいけないわけで。都区内の滞在は密を極力避けるようにします。
さて、今回東京へ向かうのに選んだ交通手段はオーシャン東九フェリー。
徳島県民となったわけですしこの特殊なフェリーは一度乗ってみたいと思っていたんですよね。
就航している全4船が2016年に就航した比較的新しいフェリーで結構新しい船なので楽しみです。
公式HPにもありますが、コンセントは「シンプルフェリー」。これは分かりやすい言い回しだと思います。
オーシャン東九フェリーは結構玄人向けなフェリーとされており、私は楽しみにしていました。
徳島港からフェリーに乗り込みます。
乗り場は南海フェリーの徳島港よりもう少し先に進んだ先にあり、時間に合わせて路線バスが乗り入れています。
港湾地区に入っても5人ほどお客さんが乗っていて、意外とオーシャン東九フェリーに乗る人もいるんだなぁと思っていたら全員がサテライト徳島という場外車券売場で降りていきました。なるほど…
この日徒歩で乗り込む人は私を含め4人でした。少ない。
乗ってすぐに気づくのがこの柵の高さ。フェリーに乗り慣れていないと気付かないかもですがこの高さはおかしいんですよね。
当局の指導により、転落・自殺防止の為に
フェンスを高く設定してあります。
これがこのフェリーの特徴の1つなんですよね。
東京港から乗れるフェリーで、知名度が低く地味で、陸地から遠い外海を航行するという特徴から残念ながら自殺者が相次いでしまったようで…
その対策として監獄みたいな高さの柵と、オブラートに一切包まない注意書きが出来たというわけですね。
そして、メインエントランスがこちら。
この船はさんふらわあや太平洋フェリーなんかと違い、客席部分は1フロアしか存在しません。
3階分吹き抜けの豪華なエントランスみたいなのはありませんが、十分なフリースペースは確保されていてそこまで不自由は感じません。
この船のもう1つの目玉がこの自販機レストラン。
多くの船で菓子パンやカップ麺の自販機は見かけますが、冷凍食品の自販機だけで4台も並ぶというのはかなり不思議な光景です。
そしてその向かい側にはズラリと並ぶ業務用電子レンジ。ここまで並ぶと圧巻です。
電子レンジにはそれぞれの冷凍食品ごとに温めボタンが設定されているのでかなり親切になっています。
普通のフェリーであればここまで自販機に力を入れることはありません。基本的にはレストランがありますからね。
フェリーのレストランって美味しいんですがちょっとお値段高めなんですよね。
太平洋フェリーみたいにカフェテリアが別に備えられていると助かりますが、そうじゃない場合はお弁当を買ってきたりカップ麺の自販機で凌いだりしましたね。
この船ではなぜレストランを脅かす恐れのある自販機をこれほどまでに充実させているのかといえば、単純にレストランが無いんですよね。
かなり長距離を航行するフェリーであるものの、旅客需要はおまけ程度の感覚みたいでかなりコストカットしているんです。
どこのフェリーも収益の柱は徒歩旅客ではなく貨物ではあるんですが、ここは特に貨物船感が強いんですね。
オーシャン東九フェリーを航行するオーシャントランスの3割以上の株式を保有するのは王子製紙グループ。
カーフェリーと異なり貨物の固定需要があるというのは強いです。お客様は紙様ってやつですね。
出航して1時間ほどすると、東京から徳島へ向かうオーシャン東九フェリーとすれ違います。
あちらはフェリーりつりん。このあと徳島に寄港したのち新門司港まで行くというからすごい距離感です。
そんなわけで、お昼ご飯とします。
買ってきたお酒と共にいただきます。
冷凍食品とはいえ選択肢がたくさんあってなかなかいいですね。ビビンバ丼美味しかったです。
これだけではちょっと足りなかったのでおそばを追加で購入。
麺類の調理はちょっとだけ手順が多く、迷わないように写真付きで作り方が示されています。
エントランスに置かれている給茶機でお湯をコップの9分目程度まで用意しお湯をかけたのちにレンチンします。
シンプルながら美味しいおそばでした。
あと、レンジだけじゃなく給茶機もフル活用するんですね。フリーズドライのお味噌汁を調理するのにも使えますし確かに便利です。
普通のフェリーだとフリースペースにいつでも使える給茶機ってないのでこの点はかなり嬉しいかもしれません。
ほうじ茶と緑茶が選べる仕様なのも個人的に推しポイントですね。
さて、こちらが私のお部屋です。最下層の2等クラスですが新しい船なので大部屋は無く解放寝台が最下グレードなんですよね。
オレンジフェリーもそうでしたが、最下グレードでプライベートなカプセルが用意されているというのは快適でかなりありがたい話です。
このあと、フォワードサロンで追加で飲んだり、お風呂に入ったり、外海の揺れで酔いつつ寝たり。
久々の外海フェリーなのに調子に乗ってのんべえしたのが来たんですかね、晩飯時には一旦胃の中身をリセットする羽目となりました。
瀬戸内の穏やかな海と比べるとやっぱり揺れますが、まあこれも船旅らしさですかね。
なんだかんだ快適に過ごせたのでよかったです。
そして翌朝。東京港フェリーターミナルへ到着。
かなり立派なフェリーターミナルで整備時は各方面への航路が設定されていたのですが、現在はこのオーシャン東九フェリーが唯一の生き残りになってしまいました。
この天井の高さとガラスを多用したバブリーな建物、どことなくさんふらわあの大阪南港ATCっぽさを感じます。
まああちらはフェリーターミナルとして造られた建物ではないんですが。
ここからは一般の路線バスなどは通じていないため、最寄り駅の国際展示場駅まで送迎サービスを利用します。
ゆりかもめ有明駅とはとバスとの連絡運輸に用いられるバス停。これ使われることってあるんですかね?
さて、長くなってしまいましたがここからの自転車旅がメインなわけでオーシャン東九フェリーはあくまでついで。
とはいえ個性の強いフェリーで結構面白かったです。
折角徳島市民になったので今度は新門司港行きにも乗ってみたいところです。
つづく。
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私のblogではシェアサイクルで旧五街道を制覇する企画をやっておりまして、東西の都を結ぶ2大幹線の東海道・中山道は制覇しましたがまだ3つが残っています。
「そうだ、自転車漕ごう!」ということで、感染対策を十分に行ったうえで東京へ向かうこととしました。
今はちょっとだけ我慢…と言われ続けてもう1年以上。待っていたらいろいろ旬を逃してしまうわけです。
かと言って対策を疎かにしてはいけないわけで。都区内の滞在は密を極力避けるようにします。
さて、今回東京へ向かうのに選んだ交通手段はオーシャン東九フェリー。
徳島県民となったわけですしこの特殊なフェリーは一度乗ってみたいと思っていたんですよね。
就航している全4船が2016年に就航した比較的新しいフェリーで結構新しい船なので楽しみです。
公式HPにもありますが、コンセントは「シンプルフェリー」。これは分かりやすい言い回しだと思います。
オーシャン東九フェリーは結構玄人向けなフェリーとされており、私は楽しみにしていました。
徳島港からフェリーに乗り込みます。
乗り場は南海フェリーの徳島港よりもう少し先に進んだ先にあり、時間に合わせて路線バスが乗り入れています。
港湾地区に入っても5人ほどお客さんが乗っていて、意外とオーシャン東九フェリーに乗る人もいるんだなぁと思っていたら全員がサテライト徳島という場外車券売場で降りていきました。なるほど…
この日徒歩で乗り込む人は私を含め4人でした。少ない。
乗ってすぐに気づくのがこの柵の高さ。フェリーに乗り慣れていないと気付かないかもですがこの高さはおかしいんですよね。
当局の指導により、転落・自殺防止の為に
フェンスを高く設定してあります。
これがこのフェリーの特徴の1つなんですよね。
東京港から乗れるフェリーで、知名度が低く地味で、陸地から遠い外海を航行するという特徴から残念ながら自殺者が相次いでしまったようで…
その対策として監獄みたいな高さの柵と、オブラートに一切包まない注意書きが出来たというわけですね。
そして、メインエントランスがこちら。
この船はさんふらわあや太平洋フェリーなんかと違い、客席部分は1フロアしか存在しません。
3階分吹き抜けの豪華なエントランスみたいなのはありませんが、十分なフリースペースは確保されていてそこまで不自由は感じません。
この船のもう1つの目玉がこの自販機レストラン。
多くの船で菓子パンやカップ麺の自販機は見かけますが、冷凍食品の自販機だけで4台も並ぶというのはかなり不思議な光景です。
そしてその向かい側にはズラリと並ぶ業務用電子レンジ。ここまで並ぶと圧巻です。
電子レンジにはそれぞれの冷凍食品ごとに温めボタンが設定されているのでかなり親切になっています。
普通のフェリーであればここまで自販機に力を入れることはありません。基本的にはレストランがありますからね。
フェリーのレストランって美味しいんですがちょっとお値段高めなんですよね。
太平洋フェリーみたいにカフェテリアが別に備えられていると助かりますが、そうじゃない場合はお弁当を買ってきたりカップ麺の自販機で凌いだりしましたね。
この船ではなぜレストランを脅かす恐れのある自販機をこれほどまでに充実させているのかといえば、単純にレストランが無いんですよね。
かなり長距離を航行するフェリーであるものの、旅客需要はおまけ程度の感覚みたいでかなりコストカットしているんです。
どこのフェリーも収益の柱は徒歩旅客ではなく貨物ではあるんですが、ここは特に貨物船感が強いんですね。
オーシャン東九フェリーを航行するオーシャントランスの3割以上の株式を保有するのは王子製紙グループ。
カーフェリーと異なり貨物の固定需要があるというのは強いです。お客様は紙様ってやつですね。
出航して1時間ほどすると、東京から徳島へ向かうオーシャン東九フェリーとすれ違います。
あちらはフェリーりつりん。このあと徳島に寄港したのち新門司港まで行くというからすごい距離感です。
そんなわけで、お昼ご飯とします。
買ってきたお酒と共にいただきます。
冷凍食品とはいえ選択肢がたくさんあってなかなかいいですね。ビビンバ丼美味しかったです。
これだけではちょっと足りなかったのでおそばを追加で購入。
麺類の調理はちょっとだけ手順が多く、迷わないように写真付きで作り方が示されています。
エントランスに置かれている給茶機でお湯をコップの9分目程度まで用意しお湯をかけたのちにレンチンします。
シンプルながら美味しいおそばでした。
あと、レンジだけじゃなく給茶機もフル活用するんですね。フリーズドライのお味噌汁を調理するのにも使えますし確かに便利です。
普通のフェリーだとフリースペースにいつでも使える給茶機ってないのでこの点はかなり嬉しいかもしれません。
ほうじ茶と緑茶が選べる仕様なのも個人的に推しポイントですね。
さて、こちらが私のお部屋です。最下層の2等クラスですが新しい船なので大部屋は無く解放寝台が最下グレードなんですよね。
オレンジフェリーもそうでしたが、最下グレードでプライベートなカプセルが用意されているというのは快適でかなりありがたい話です。
このあと、フォワードサロンで追加で飲んだり、お風呂に入ったり、外海の揺れで酔いつつ寝たり。
久々の外海フェリーなのに調子に乗ってのんべえしたのが来たんですかね、晩飯時には一旦胃の中身をリセットする羽目となりました。
瀬戸内の穏やかな海と比べるとやっぱり揺れますが、まあこれも船旅らしさですかね。
なんだかんだ快適に過ごせたのでよかったです。
そして翌朝。東京港フェリーターミナルへ到着。
かなり立派なフェリーターミナルで整備時は各方面への航路が設定されていたのですが、現在はこのオーシャン東九フェリーが唯一の生き残りになってしまいました。
この天井の高さとガラスを多用したバブリーな建物、どことなくさんふらわあの大阪南港ATCっぽさを感じます。
まああちらはフェリーターミナルとして造られた建物ではないんですが。
ここからは一般の路線バスなどは通じていないため、最寄り駅の国際展示場駅まで送迎サービスを利用します。
ゆりかもめ有明駅とはとバスとの連絡運輸に用いられるバス停。これ使われることってあるんですかね?
さて、長くなってしまいましたがここからの自転車旅がメインなわけでオーシャン東九フェリーはあくまでついで。
とはいえ個性の強いフェリーで結構面白かったです。
折角徳島市民になったので今度は新門司港行きにも乗ってみたいところです。
つづく。
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