暖冬傾向で全然雪が降らなかったこの冬、スキー場が営業できなくなるなど少なからず影響もありました。
そんな雪が降らない珍しい冬でしたが、2月に入ってからようやくまともに雪を降らせに来ました。
2/18頃から西日本を中心に積雪を観測、滋賀県草津市も1センチほど積もっていました。
この雪が溶ける前に、これを逃したらもう今年は降らないぞ。
2/18夜にそんなことを思い、19,20日の連休を使って鳥取へ行ってきました。
行きは快適な特急スーパーはくと号。何度か乗ってるはずなんですが今まで一度もパノラマ型車両に当たったことがありません。
今では業務用室となっている個室の向かいにあるこの区画は解放されており、自由席として座っても全然いいみたいです。…誰か連行して乗ることがあれば覚えておこう。
鳥取駅からは路線バスで鳥取砂丘へ向かいます。
県の一大観光地ですが実は今まで行ったことがありませんでした。浦富海岸や三朝温泉は行ったんですけども。
そんなわけでバスで20分程度、鳥取砂丘へ。
道中の車窓より。道路などの雪はほとんど溶けており、畑なども溶け始めています。これは…遅かったか?
やってまいりました、鳥取砂丘。観光リフトも整備されているんですか。
雪は、思ったより残っていますが油断はできません。
丘を登ってみると、おぉ…。
一面真っ白、とはいかず一部溶けていますがまだ大部分は雪に覆われていました。これは綺麗。
途中、帯状に太陽の光がさしてなんか幻想的に感じました。
海岸沿いの峰を登っていきます。歩くだけで体力を結構消耗します。
雪に覆われた砂丘から見る青い日本海。これは、見に来てよかった。
雪だるまもいました。折角なので撮っていくことに。
このあたりの雪は、足跡や日照りではなく風の影響を受けているのでしょうか?模様が浮き出ていました。
奥のほうまで歩いていくとやってくる人も少ないようで、足跡の少ない綺麗な状態で砂丘を鑑賞できました。
なかなか大迫力、思ってたよりもこの崖の部分が急坂で驚きました。
バス停へ戻るのも一苦労です。いい天気で綺麗なのはいいのですが、一面真っ白で目がおかしくなってきます。
写真を撮ったところで画面が極端に暗く見えていい感じなのかどうかよくわからずでした。
スキー場などでもよく言われますが、冬でも雪からの反射があるからサングラスをしたほうがいいっていうのがよくわかりました。
やっぱり結構な急斜面、ちょうど稜線に沿って雪が溶けているのがわかります。面白い。
こんな冬でもラクダさんは頑張っていました。寒そう。
やや溶けかけではありましたが、日に当たって溶けた部分と影が落ちた部分で生まれるコントラストがとても美しかったです。
急遽鳥取まで3時間ほどかけて見に来て正解でした。
鳥取といえば、前回浦富海岸で紹介したジオコムス。
少し前に岩美だけでなく砂丘にもステーションが設置されたので使ってみたいなぁと思ったのですが時刻はすでに15時。今から借りれる時間でないので諦めました。
思いのほか砂丘がすごくて時間を使ってしまいました。ジオコムスは、またの機会にします。
さて、バス停に戻ったのですが思いのほかバスの本数が少なく1時間ほど待たなければいけないことが判明。
だったらなぁと思い、バスの通りに沿って砂丘の端のほうを見に行きました。
砂丘の端の植物が植わっているエリアですが、これもこれでなかなか素敵な光景でした。
感想がへたくそで申し訳ありません。途中の覚寺口というバス停まで歩いてきたところでバスに乗車。駅に戻ってきました。
折角の鳥取なので、名物すなば珈琲へ。
入居する建物の老朽化に伴い、鳥取駅前店は閉店となり新たに"新鳥取駅前店"がオープンしていました。
駅からの距離はさほど変わらないのでその点はご安心を。
入ってびっくり、タブレットで注文するスタイルになっていました。画期的だ。
お昼を食べていなかったので少し遅めですがここで食べていくことにしました。
名物のサイフォンコーヒーと、もさえびのホットサンドを注文。
もさえびの具材の美味しさもさることながら、ホットサンド特有のこのカリッとした縁が最高ですよね。
最近Twitterでよく流れてくるホットサンドメーカー。かなり飯テロでとてもほしいなぁって思ってます。
流行に流されたら負けだと思うものの絶対うまいじゃないですか。カリッとしてて美味しかったです。
鳥取からは特急スーパーまつかぜで倉吉へ。
以前に三朝温泉に行った時のようにバス路線があるだろうと思っていたのですが、はわい温泉へ向かうバスは既になく驚きました。
歩いて約50分。タクシーなら10分ほどですが3000円以上します。
仕方ないですね…歩きました。
しかし、歩く判断にはいいこともありました。
手持ちのカメラでは一切写真には写らなくて申し訳ないのですが、星空がもうそれはそれは綺麗でした。
"星取県"を名乗るだけあるな、と思う星空の美しさでした。
そんなわけで延々歩いてはわいに到着。
思ってたよりちゃんとした旅館を選んでしまったようで、入口に「歓迎 ○○様」なんて掲げられていてびっくりしてしまいました。
今回は素泊まりだったので晩飯は自前で調達。鳥取駅で買っておいたかに寿しを頂きました。
かにめしと違って、酢飯で生姜が効いていて確かにこれは寿司でした。美味しかったです。
自慢の露天風呂からもきれいに星を眺めることができました。
チェックインの際に時間が被ったおじさんとお風呂でお会いし、そこで話してたらのぼせちゃいました。
翌朝。目の前に広がる東郷湖と朱塗りの橋が素敵な景色。
やや曇りがちな天気ですがそれでもいい雰囲気です。
日付が変わるとお風呂は入れ替わるとのことだったので朝風呂へ。
昨日のおじさんとまた遭遇。なんかこういうところでの会話ってまともな旅をしている感じがします。
はわい温泉を後にします。意外といいところでした。
こちらはスーツさんが紹介していた千年亭。これはかなり立派そうです。
帰りもバスの本数が少ないので歩きにしました。
時間はほぼ同じですが今度は倉吉駅ではなく松崎駅へ。ちょうど東郷湖の対岸へ向かいます。
付近には温泉団地なるものも存在しています。側溝からも湯気が沸いていてなかなか凄い住宅地です。
対岸へやってきました。白い建物が今回泊まった羽衣さんです。
この近くには、中國の王宮風の建物「燕趙園」が建っています。なんだこれはすごいなぁ。
はわいの対岸に中国があったとは、東郷湖周辺の観光開発は昔からすごかったみたいです。
燕趙園のすぐ裏には山陰本線が通っています。燕趙園を背景に撮りたかったのですが踏切に間に合わず…
梅の花を見つつ、もう一つの温泉地東郷温泉にやってきました。
東郷湖の対岸にはわい温泉も見える景観の素敵な立地ですが、今では結構寂れてしまっているみたいです。
東郷温泉の最寄り駅、松崎駅に到着。
駅前にあるお土産屋さんの看板が…なんだこれは。
えらく年代物な看板、なんと右から「げやみ御」と書かれています。
「東郷♨浅津」と書かれています。
東郷温泉は先ほど紹介した通り松崎駅からすぐの位置にある温泉ですが、気になるのは浅津温泉というほうです。
浅津(あそづ)温泉というのは、今でいうはわい温泉。昨晩泊まった所ですね。
1886年頃に温泉として開発が始まった浅津温泉
1927年に新東郷温泉に、1978年に羽合温泉に、1998年にはわい温泉に名称変更してきた歴史があるとのことです。
ということは…つまり1927年より前からここにあるということなのでしょうか。そうであってもおかしくない古さです。
散策しながらやってきたため、到着したのは列車発車時刻の5分前。
この駅で列車交換があるようで思ったより早く入線してきました。
発車前に見ておきたいのがこちら、松崎駅のホーム上に残る観光案内所の跡です。
こちらはさっきの浅津ほどではないものの古い表記の羽合温泉。
かつては特急や急行が止まっていた駅であることを今に伝えています。
普通列車に揺られのんびりと鳥取を目指します。
おなかが減りました。鳥取駅近くでお昼ご飯にします。
時刻は11時過ぎ、スーパー居酒屋だいぜんさんへ。
ランチ営業もやってる感じの居酒屋さんです。カウンター席も多く一人でも入りやすいと思います。
ワンコインのランチメニューも魅力的だったのですが、海鮮丼が美味しそうだったので。
結構立派な海鮮丼に味噌汁と小鉢がついて680円。安い気がします。
お昼ご飯ののち、一か所行ってみたかった場所へ。
ここも鳥取駅からそんなに離れた場所ではありません、歩いて5分もかからないかと思います。
昔の鳥取駅上屋を中心とした鉄道部品を保存展示している「鳥取鉄道記念物公園」です。
入ってすぐに分岐器のてこや各重量のレール展示などがされています。
こちらは転轍機標識というんでしたっけ?Sと書かれているのはスプリング=発条転轍機用ですね。
囲いがあって見づらいですが、タブレット閉塞器も置かれています。
昔は囲いがなかったんでしょうね、結構落書きなどされちゃってます。
側面が取り払われていて内部がみられるようになっていますがちょっと仕組みは難しそうです。
上の部分からタブレットを投入し、斜めにスライドして下から出すってことくらいはわかりますかね。
タブレット閉塞器は隣接駅に対するものを置いて使うものとなるため、これが鳥取駅のものであれば左側の津ノ井方1つのみで事足るような気がしますが、どうなんでしょうか?
因美線はかなり遅くまでタブレット閉塞式として残りましたが、山陰本線は連査閉塞式が用いられていたため湖山方に対してタブレット閉塞器が用意される必要はないような気がします。
こちらがメインの鳥取駅上屋。レールを使って作られた屋根になっています。
ここのレールがただのレールではなく、黎明期に用いられていた双頭レールが使われているということで貴重な存在だそうです。
こちらは出発合図器。出発指示合図器や客扱終了合図器とは違い、駅長が運転士に対して出発時期を指示するための合図器になっています。
昔の表記の看板が今も残されています。この雰囲気は大変いいです。
フォントがいいのもそうですが、鳥取駅から東京や下関へ直通列車が走っていたころの痕跡が残されているのが素晴らしい。
柱には、鐡道神戸明四十一という文字も確認できました。なんだかわからないけどこれも貴重なものな気がします。
そんなかんじで鳥取鉄道記念物公園を見て回ってきました。
ここが凄いのは、ブームに乗っかって適当なSL(だいたいD51)を展示してついでにホームとか駅名標とかを作ったタイプの鉄道公園と違い、初めから鉄道車両を置くことを想定せずホーム上屋の展示をメインにしている点かと思います。
そのため、言ったら悪いですが適当にSLを保存したが故に解体か維持か揺れているような公園と違って本当に貴重な物品を選んで展示してある印象があります。
とはいえ街中の公園なので特に保存状態がいいということはなく、そのあたりが難しいのかもしれません。
かなり素敵な施設なので、今後も末永く展示していただきたいなぁと思います。
ちょっと早めですが、12:54発のはくとで帰りました。
鳥取駅などで購入できる、鳥取二十世紀梨チューハイ。これはおすすめです。
アルコールは4%と控えめですが、梨果汁が11%と結構入っているのが嬉しいところ。
甘みが強いですがさっぱりしていてお弁当などにも合うかと思います。
今回、砂丘に温泉に海鮮とかなり一般人的な旅な気がします。限界みが足りない。
やっぱり旅に温泉と美味しいご飯は必須だと最近つくづく思うようになりました。今回もいいおでかけでした。
おわり。
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↑バスの同人誌です。
そんな雪が降らない珍しい冬でしたが、2月に入ってからようやくまともに雪を降らせに来ました。
2/18頃から西日本を中心に積雪を観測、滋賀県草津市も1センチほど積もっていました。
この雪が溶ける前に、これを逃したらもう今年は降らないぞ。
2/18夜にそんなことを思い、19,20日の連休を使って鳥取へ行ってきました。
行きは快適な特急スーパーはくと号。何度か乗ってるはずなんですが今まで一度もパノラマ型車両に当たったことがありません。
今では業務用室となっている個室の向かいにあるこの区画は解放されており、自由席として座っても全然いいみたいです。…誰か連行して乗ることがあれば覚えておこう。
鳥取駅からは路線バスで鳥取砂丘へ向かいます。
県の一大観光地ですが実は今まで行ったことがありませんでした。浦富海岸や三朝温泉は行ったんですけども。
そんなわけでバスで20分程度、鳥取砂丘へ。
道中の車窓より。道路などの雪はほとんど溶けており、畑なども溶け始めています。これは…遅かったか?
やってまいりました、鳥取砂丘。観光リフトも整備されているんですか。
雪は、思ったより残っていますが油断はできません。
丘を登ってみると、おぉ…。
一面真っ白、とはいかず一部溶けていますがまだ大部分は雪に覆われていました。これは綺麗。
途中、帯状に太陽の光がさしてなんか幻想的に感じました。
海岸沿いの峰を登っていきます。歩くだけで体力を結構消耗します。
雪に覆われた砂丘から見る青い日本海。これは、見に来てよかった。
雪だるまもいました。折角なので撮っていくことに。
このあたりの雪は、足跡や日照りではなく風の影響を受けているのでしょうか?模様が浮き出ていました。
奥のほうまで歩いていくとやってくる人も少ないようで、足跡の少ない綺麗な状態で砂丘を鑑賞できました。
なかなか大迫力、思ってたよりもこの崖の部分が急坂で驚きました。
バス停へ戻るのも一苦労です。いい天気で綺麗なのはいいのですが、一面真っ白で目がおかしくなってきます。
写真を撮ったところで画面が極端に暗く見えていい感じなのかどうかよくわからずでした。
スキー場などでもよく言われますが、冬でも雪からの反射があるからサングラスをしたほうがいいっていうのがよくわかりました。
やっぱり結構な急斜面、ちょうど稜線に沿って雪が溶けているのがわかります。面白い。
こんな冬でもラクダさんは頑張っていました。寒そう。
やや溶けかけではありましたが、日に当たって溶けた部分と影が落ちた部分で生まれるコントラストがとても美しかったです。
急遽鳥取まで3時間ほどかけて見に来て正解でした。
鳥取といえば、前回浦富海岸で紹介したジオコムス。
少し前に岩美だけでなく砂丘にもステーションが設置されたので使ってみたいなぁと思ったのですが時刻はすでに15時。今から借りれる時間でないので諦めました。
思いのほか砂丘がすごくて時間を使ってしまいました。ジオコムスは、またの機会にします。
さて、バス停に戻ったのですが思いのほかバスの本数が少なく1時間ほど待たなければいけないことが判明。
だったらなぁと思い、バスの通りに沿って砂丘の端のほうを見に行きました。
砂丘の端の植物が植わっているエリアですが、これもこれでなかなか素敵な光景でした。
感想がへたくそで申し訳ありません。途中の覚寺口というバス停まで歩いてきたところでバスに乗車。駅に戻ってきました。
折角の鳥取なので、名物すなば珈琲へ。
入居する建物の老朽化に伴い、鳥取駅前店は閉店となり新たに"新鳥取駅前店"がオープンしていました。
駅からの距離はさほど変わらないのでその点はご安心を。
入ってびっくり、タブレットで注文するスタイルになっていました。画期的だ。
お昼を食べていなかったので少し遅めですがここで食べていくことにしました。
名物のサイフォンコーヒーと、もさえびのホットサンドを注文。
もさえびの具材の美味しさもさることながら、ホットサンド特有のこのカリッとした縁が最高ですよね。
最近Twitterでよく流れてくるホットサンドメーカー。かなり飯テロでとてもほしいなぁって思ってます。
流行に流されたら負けだと思うものの絶対うまいじゃないですか。カリッとしてて美味しかったです。
鳥取からは特急スーパーまつかぜで倉吉へ。
以前に三朝温泉に行った時のようにバス路線があるだろうと思っていたのですが、はわい温泉へ向かうバスは既になく驚きました。
歩いて約50分。タクシーなら10分ほどですが3000円以上します。
仕方ないですね…歩きました。
しかし、歩く判断にはいいこともありました。
手持ちのカメラでは一切写真には写らなくて申し訳ないのですが、星空がもうそれはそれは綺麗でした。
"星取県"を名乗るだけあるな、と思う星空の美しさでした。
そんなわけで延々歩いてはわいに到着。
思ってたよりちゃんとした旅館を選んでしまったようで、入口に「歓迎 ○○様」なんて掲げられていてびっくりしてしまいました。
今回は素泊まりだったので晩飯は自前で調達。鳥取駅で買っておいたかに寿しを頂きました。
かにめしと違って、酢飯で生姜が効いていて確かにこれは寿司でした。美味しかったです。
自慢の露天風呂からもきれいに星を眺めることができました。
チェックインの際に時間が被ったおじさんとお風呂でお会いし、そこで話してたらのぼせちゃいました。
翌朝。目の前に広がる東郷湖と朱塗りの橋が素敵な景色。
やや曇りがちな天気ですがそれでもいい雰囲気です。
日付が変わるとお風呂は入れ替わるとのことだったので朝風呂へ。
昨日のおじさんとまた遭遇。なんかこういうところでの会話ってまともな旅をしている感じがします。
はわい温泉を後にします。意外といいところでした。
こちらはスーツさんが紹介していた千年亭。これはかなり立派そうです。
帰りもバスの本数が少ないので歩きにしました。
時間はほぼ同じですが今度は倉吉駅ではなく松崎駅へ。ちょうど東郷湖の対岸へ向かいます。
付近には温泉団地なるものも存在しています。側溝からも湯気が沸いていてなかなか凄い住宅地です。
対岸へやってきました。白い建物が今回泊まった羽衣さんです。
この近くには、中國の王宮風の建物「燕趙園」が建っています。なんだこれはすごいなぁ。
はわいの対岸に中国があったとは、東郷湖周辺の観光開発は昔からすごかったみたいです。
燕趙園のすぐ裏には山陰本線が通っています。燕趙園を背景に撮りたかったのですが踏切に間に合わず…
梅の花を見つつ、もう一つの温泉地東郷温泉にやってきました。
東郷湖の対岸にはわい温泉も見える景観の素敵な立地ですが、今では結構寂れてしまっているみたいです。
東郷温泉の最寄り駅、松崎駅に到着。
駅前にあるお土産屋さんの看板が…なんだこれは。
えらく年代物な看板、なんと右から「げやみ御」と書かれています。
「東郷♨浅津」と書かれています。
東郷温泉は先ほど紹介した通り松崎駅からすぐの位置にある温泉ですが、気になるのは浅津温泉というほうです。
浅津(あそづ)温泉というのは、今でいうはわい温泉。昨晩泊まった所ですね。
1886年頃に温泉として開発が始まった浅津温泉
1927年に新東郷温泉に、1978年に羽合温泉に、1998年にはわい温泉に名称変更してきた歴史があるとのことです。
ということは…つまり1927年より前からここにあるということなのでしょうか。そうであってもおかしくない古さです。
散策しながらやってきたため、到着したのは列車発車時刻の5分前。
この駅で列車交換があるようで思ったより早く入線してきました。
発車前に見ておきたいのがこちら、松崎駅のホーム上に残る観光案内所の跡です。
こちらはさっきの浅津ほどではないものの古い表記の羽合温泉。
かつては特急や急行が止まっていた駅であることを今に伝えています。
普通列車に揺られのんびりと鳥取を目指します。
おなかが減りました。鳥取駅近くでお昼ご飯にします。
時刻は11時過ぎ、スーパー居酒屋だいぜんさんへ。
ランチ営業もやってる感じの居酒屋さんです。カウンター席も多く一人でも入りやすいと思います。
ワンコインのランチメニューも魅力的だったのですが、海鮮丼が美味しそうだったので。
結構立派な海鮮丼に味噌汁と小鉢がついて680円。安い気がします。
お昼ご飯ののち、一か所行ってみたかった場所へ。
ここも鳥取駅からそんなに離れた場所ではありません、歩いて5分もかからないかと思います。
昔の鳥取駅上屋を中心とした鉄道部品を保存展示している「鳥取鉄道記念物公園」です。
入ってすぐに分岐器のてこや各重量のレール展示などがされています。
こちらは転轍機標識というんでしたっけ?Sと書かれているのはスプリング=発条転轍機用ですね。
囲いがあって見づらいですが、タブレット閉塞器も置かれています。
昔は囲いがなかったんでしょうね、結構落書きなどされちゃってます。
側面が取り払われていて内部がみられるようになっていますがちょっと仕組みは難しそうです。
上の部分からタブレットを投入し、斜めにスライドして下から出すってことくらいはわかりますかね。
タブレット閉塞器は隣接駅に対するものを置いて使うものとなるため、これが鳥取駅のものであれば左側の津ノ井方1つのみで事足るような気がしますが、どうなんでしょうか?
因美線はかなり遅くまでタブレット閉塞式として残りましたが、山陰本線は連査閉塞式が用いられていたため湖山方に対してタブレット閉塞器が用意される必要はないような気がします。
こちらがメインの鳥取駅上屋。レールを使って作られた屋根になっています。
ここのレールがただのレールではなく、黎明期に用いられていた双頭レールが使われているということで貴重な存在だそうです。
こちらは出発合図器。出発指示合図器や客扱終了合図器とは違い、駅長が運転士に対して出発時期を指示するための合図器になっています。
昔の表記の看板が今も残されています。この雰囲気は大変いいです。
フォントがいいのもそうですが、鳥取駅から東京や下関へ直通列車が走っていたころの痕跡が残されているのが素晴らしい。
柱には、鐡道神戸明四十一という文字も確認できました。なんだかわからないけどこれも貴重なものな気がします。
そんなかんじで鳥取鉄道記念物公園を見て回ってきました。
ここが凄いのは、ブームに乗っかって適当なSL(だいたいD51)を展示してついでにホームとか駅名標とかを作ったタイプの鉄道公園と違い、初めから鉄道車両を置くことを想定せずホーム上屋の展示をメインにしている点かと思います。
そのため、言ったら悪いですが適当にSLを保存したが故に解体か維持か揺れているような公園と違って本当に貴重な物品を選んで展示してある印象があります。
とはいえ街中の公園なので特に保存状態がいいということはなく、そのあたりが難しいのかもしれません。
かなり素敵な施設なので、今後も末永く展示していただきたいなぁと思います。
ちょっと早めですが、12:54発のはくとで帰りました。
鳥取駅などで購入できる、鳥取二十世紀梨チューハイ。これはおすすめです。
アルコールは4%と控えめですが、梨果汁が11%と結構入っているのが嬉しいところ。
甘みが強いですがさっぱりしていてお弁当などにも合うかと思います。
今回、砂丘に温泉に海鮮とかなり一般人的な旅な気がします。限界みが足りない。
やっぱり旅に温泉と美味しいご飯は必須だと最近つくづく思うようになりました。今回もいいおでかけでした。
おわり。
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