うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

熊本お墓参り1日目

2005年03月19日 23時49分18秒 | うちなー日記(沖縄編)・・旅
突然、熊本に家族で墓参りに行くことになった。
ただでさえ、私の受験関連でお金がかかっているため、今回の旅行では母と私と弟はフェリーで行くことにした。父は仕事の関係で、2日目の朝に新幹線で向かうことになっている。
夕方、近鉄と南海電車を乗り継ぎ、泉大津港に着いた。出航時間は迫っていたが、お菓子などを買い込んで、フェリーに乗船した。
今回利用したフェリーは、阪九フェリーの「やまと」。全長200m近い、瀬戸内海最大のフェリーだ。なんといっても「やまと」という船名が良い。
とりあえず、2等船室の大部屋でスペースを確保し、プロムナードデッキで一息つく。窓際のイスに座り、リラックスしていると、セレブの気分になった。出航の時間になり、サイドスラスター(船を横に動かすプロペラ)の音が一際大きく響く。岸壁が離れていき、汽笛一声、船は泉大津を出港した。
しばらくしてから甲板にでると、進行方向左に関西国際空港と連絡橋が見えてきた。夕焼けの中を飛行機が旋回して着陸する光景がしばらく見られた。大阪湾の中央まで船が来たところで、夕暮れを迎えた。今日の天気はとても良く、ひときわ綺麗で大きな夕日を拝めた。
さらに30分ほどすると、明石海峡通過の時間になった。再び甲板に出ると、長大な明石海峡大橋が前方に見えてきた。宝石のように美しくライトアップされた橋を見ていると、惚れ惚れとする。くぐりぬけるまでの数十分がとても短く感じた。
明石海峡を通過すると、船が揺れ始めた。いつもの瀬戸内海は、まるで川か湖のように穏やかで、揺れなどほとんど感じないのだが、今日はなにかが違う。多分今日は乗客や車の積載が少ないため、風で船体が揺らされているのだろう。大きな船だけに、右に左にゆっくりと揺れる。それほど大きな揺れではないが、いつもと違う航海に、少し気持ち悪くなってしまった。こんなときは早く寝たいのだが、母がレストランに行くと言う。レストラン前で待っている間も、窓から見える海面は、窓枠の上から下へと動いていて、他の乗客も、「なんか揺れるね。」と会話していた。しかたがないので意を決してレストランに入る。夕食はカフェテリア方式なので、好きなものをとって食べた。本当ならば、お洒落な雰囲気を味わってゆっくり味わいたいが、早々にかき込んで、部屋にもどり、今日のところはもう寝ることにした。
ところが、またもや母が風呂に行くという。一人で寝ているのもなんなので、結局私も展望風呂に行ってしまった。やっぱり風呂に入ると気持ち良かった。30分も長居してしまった。気持ち悪かったのも、だいぶよくなった。
結果的に寝たのは0時近くだった。