うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

北国らしい看板

2009年11月23日 21時44分54秒 | えぞ日記(北海道編)・・その他
今晩、自転車で近所に出掛けた際に見つけた看板です。
いよいよ真冬の到来が近いようです。

いやもう本当に、果たして自分は二ヶ月前まで沖縄にいたのだろうかと疑いたくなるくらい、寒さが当たり前の生活を送っております。

明日からまた学校か・・。
いくつになっても、サザエさんシンドロームは治りませんねぇ。
今週も実験続き(というか、今週がまさしく山場)なので、なんとか上手いこといくことを願っています。
北大大学院の講義は、四半期を基準に行われるので、私が受けている講義のいくつかも既に終了しています。学部時代の、半年延々と講義が続くのよりは楽ですが、評価の基準となるレポート課題の難易度が結構高く、なかなか書き上げるのに骨が折れます。そのレポートの締切が今月末に集中しており、久々の修羅場にさしかかりつつあります。
明日も夕方までに、講義に関係する英語の原著論文を読んで、その要約を纏めるというレポートを提出しなければならないので、かなり忙しくなりそうです。
(三連休は、ゆっくり気ままに自宅で寝て過ごしてしまいましたから、そのツケなんですけどね・・)

生命理学専攻

2009年11月23日 12時40分19秒 | えぞ日記(北海道編)・・その他
私は現在、北海道大学大学院理学院生命理学専攻に属しているわけですが、北大には生命科学院という、複合型の大学院も設置されています。

生命理学専攻は、理学系組織の中では、理学部生物学科高分子生物学コースの延長線上に位置します。(普通の生物学というか、生態学は別の専攻になります)
ようは、タンパク質やDNA、などの生体内高分子化合物を研究し、生命の本質(「理」)に迫るというのが生命理学専攻です。
学部からの進学者が殆どで、修士の年次募集定員は20人です。

対して、生命科学院では、特定の学部分野に捕われず、医学や薬学、農学への応用を目指して生命科学を研究します。
学部との繋がりが薄く、他大学からの進学が多いのが特徴です。(琉球大学からの進学者もいるようです)
定員は135人です。

私の研究室は、理学院と生命科学院の合同研究室で、両大学院の教職員や学生が入り混じって研究を行っています。
誰がどちらの大学院に所属するかは、特に区別しておらず、大学院の履修条件は全く違うものの、研究は各々の興味ある分野を行うため、かなりの部分で重複しています。

実学的か否かの違いが両大学院の違いだと思うのですが、今の体制になってまだ数年ながら、実際の研究分野が被っていることや、大学側の運営の効率化の必要性が高まってきたため、来年度から生命理学専攻は生命科学院に統合されます。

既に、生命理学専攻は今年度で募集を停止しており、8月に入試が行われた、生命理学専攻の来年度の入学者は、自動的に生命科学院に配属されることになります。

さて、そこで問題になるのが、私です。来年度入学者と一緒に入試を受けたにも関わらず、今年度の10月に入学したため、生命科学院への自動転属は行われず、このまま修士課程修了まで生命理学専攻で課程を進んでいくことになります。
つまり私は、理学院生命理学専攻で日本人初めての秋入学者であるとともに、最後の入学者でもあるのです。
まるでシーラカンスのような存在ですよ。
生命理学専攻の講義が無くなってしまうため、来年度以降の科目履修がややこしくなってきますが、個人的には、特別扱いされるのは大好きなので、多分なんとかやっていけると思います。

最初で最後・・、良い響きだ・・。