今日、半年ぶりの雑誌会発表が済みました。ここのところ色々忙しかったので、準備を始めるのが遅くなってしまい、先週末の休みは完全に潰れてしまいました。
今回発表した論文は化学系の論文で、私の主な研究対象である抗菌蛋白質リゾチームの酵素活性を特殊なポリマーで任意に制御(働かせたり、停止させたり)するという内容だったのですが、載っている情報が少なかったり誤記があったりで、理解するのもスライドに纏めるのも大変でした。今夜の発表直前までご飯抜きで作業を続けたため、発表する時にはへとへとで、いつ倒れてもおかしくなかったですが、なんとか最後まで乗り切れて良かったです。
雑誌会の準備をしていると逃避願望が強くなり、無性に旅に出たくなります。もしも、どこでもドアがあれば、確実に沖縄に行ってダイビングと食べ歩きに興じたことでしょう。(実在しなくて良かった・・)
そんな今日この頃、雑誌会は終わりましたが、旅気分を再び思い出すため、夏休み旅行の補完の続きを書こうと思います。もう10月も後半、あと2ヶ月もしたら年末になってしまいますから、早めに補完しておかないといけませんね・・。
前回、夜行列車で青森駅に着いたところまで書きました。
この日(8月7日)の予定は、午前中:弘前ねぷた見物、午後:青森ねぶた見物、夜:五所川原立佞武多見物という風になっていました。
弘前ねぷたは午前10時開始ですが、まだこの時点では午前6時を過ぎたところだったので、弘前への移動時間を考えても十分余裕がありました。そこで、少し青森駅周辺を散策してみることにしました。
7年ぶりに下車した青森駅前は、広場が工事中だったり、目の前に高層マンションが建ったりして、結構変化していました。ねぶた開催期間中で、ホテルが全館満席になるほど多くの人が来ているはずですが、まだ朝早いので、街は静かです。
駅のすぐ近くで工事中の建物を発見。「ねぶたの家 ワ・ラッセ」という施設だそうで、来年1月オープン予定とのことです。ねぶたの山車が常設展示されるらしいので、これからは年中ねぶたを見られるようになります。
青森駅の北側上空には、青森ベイブリッジが架かっています。全長1200mの巨大な斜張橋で、青森Aomoriの頭文字Aをモチーフにした意匠がそこかしこに使われています(ケーブル配置や橋脚など)。
写真の奥に停泊している船は、日本郵船の豪華客船「飛鳥Ⅱ」です。多分ねぶた観賞のため入港していたのでしょう。
青森港で展示保存されている、青函連絡船「八甲田丸」です。黄色の塗装が朝日に映えて爽やかですね。外観的には就航当時の様子を保っていますが、自力航行は既にできなくなっているそうです。意外に船齢は古く、東京オリンピックの昭和39年に就航ですから、既に46年間も海に浮かんでいるのですね。
八甲田丸の辺りから、青森港を横断するようにプロムナードが続いていて、散歩するには最高のロケーションでした。結局、小一時間ほど散歩して青森駅に戻りました。
青森駅の改札にはこんなポップが飾ってありました。いよいよ開業の期日が迫ってきましたね。開業したら、是非一度新幹線で帰省してみたいです。
青森駅に停車していた特急「つがる」の行先表示LEDです。現在は八戸~青森~弘前間を結んでいますが、新幹線延伸後は青森~秋田間の運行に変わるそうです。なので、八戸行き「つがる」は間もなく見納めということになります。
さて、6時50分青森発の普通列車に乗って弘前を目指していると、途中で新幹線の新青森駅が見えました。既に外観は完成しており、新幹線車両による試験運転も行われているとのこと。この時点(8月7日)では、この駅は在来線島式ホーム1面1線のローカル駅風情溢れる設備でしたが、12月4日の新幹線開業後は東北新幹線の終点として一気に重要度が高まることになります(9月13日には在来線2番線が供用されました)。
写真の左側が東京方面になります。開業後しばらくは現行のE2系「はやて」で東京行きは運行されますが、来年春からはE5系「はやぶさ」が投入され、所要時間が現行より1時間近く早まります。津軽や函館方面から東京への移動が、かなり便利になります。
青森から44分で弘前駅に到着。乗ってきた電車の形も、改めて見たら本州らしい形でスマート。北海道の車両はどことなく無骨ですから・・。
弘前駅の北隣りの撫牛子(ないじょうし)駅って、かなりの難読駅名ですよね。私は車内の路線図を見て、てっきり「なでうしこ」→「なでしこ」だと思っていました。
弘前駅構内には、ねぷたの山車が展示されていました。上が弘前ねぷた、下が五所川原立佞武多の山車の一部です(デカイなぁ)。弘前の山車は扇形をしており、人型の青森や五所川原よりも少し大人しい印象があります。形以外に、お囃子も場所によって異なります。(その話はまた追々・・)
弘前駅の外観です。駅舎が最近建て替えられて、橋上駅舎化されました。
そして7年前の弘前駅がこちら。03年の8月15日、北海道旅行の往路に立ち寄ったときの写真です。このときは弘前から弘南鉄道に乗り換えて黒石に行き、黒石よされ(日本三大流し踊りの一つとのこと・・)を見物しました。
当時の完成予想図と見比べると、大体予定通り完成したことが分かりますね。
弘前駅前の通り。
道路向かいの建物は、旧ダイエー弘前店です。7年前はまだダイエーが営業中でサンダルを買ったのを覚えています。現在は「じょっぱる」というショッピングセンターが跡地で営業しています。
続く・・。(次回はいよいよ弘前ねぷたをご紹介します)
今回発表した論文は化学系の論文で、私の主な研究対象である抗菌蛋白質リゾチームの酵素活性を特殊なポリマーで任意に制御(働かせたり、停止させたり)するという内容だったのですが、載っている情報が少なかったり誤記があったりで、理解するのもスライドに纏めるのも大変でした。今夜の発表直前までご飯抜きで作業を続けたため、発表する時にはへとへとで、いつ倒れてもおかしくなかったですが、なんとか最後まで乗り切れて良かったです。
雑誌会の準備をしていると逃避願望が強くなり、無性に旅に出たくなります。もしも、どこでもドアがあれば、確実に沖縄に行ってダイビングと食べ歩きに興じたことでしょう。(実在しなくて良かった・・)
そんな今日この頃、雑誌会は終わりましたが、旅気分を再び思い出すため、夏休み旅行の補完の続きを書こうと思います。もう10月も後半、あと2ヶ月もしたら年末になってしまいますから、早めに補完しておかないといけませんね・・。
前回、夜行列車で青森駅に着いたところまで書きました。
この日(8月7日)の予定は、午前中:弘前ねぷた見物、午後:青森ねぶた見物、夜:五所川原立佞武多見物という風になっていました。
弘前ねぷたは午前10時開始ですが、まだこの時点では午前6時を過ぎたところだったので、弘前への移動時間を考えても十分余裕がありました。そこで、少し青森駅周辺を散策してみることにしました。
7年ぶりに下車した青森駅前は、広場が工事中だったり、目の前に高層マンションが建ったりして、結構変化していました。ねぶた開催期間中で、ホテルが全館満席になるほど多くの人が来ているはずですが、まだ朝早いので、街は静かです。
駅のすぐ近くで工事中の建物を発見。「ねぶたの家 ワ・ラッセ」という施設だそうで、来年1月オープン予定とのことです。ねぶたの山車が常設展示されるらしいので、これからは年中ねぶたを見られるようになります。
青森駅の北側上空には、青森ベイブリッジが架かっています。全長1200mの巨大な斜張橋で、青森Aomoriの頭文字Aをモチーフにした意匠がそこかしこに使われています(ケーブル配置や橋脚など)。
写真の奥に停泊している船は、日本郵船の豪華客船「飛鳥Ⅱ」です。多分ねぶた観賞のため入港していたのでしょう。
青森港で展示保存されている、青函連絡船「八甲田丸」です。黄色の塗装が朝日に映えて爽やかですね。外観的には就航当時の様子を保っていますが、自力航行は既にできなくなっているそうです。意外に船齢は古く、東京オリンピックの昭和39年に就航ですから、既に46年間も海に浮かんでいるのですね。
八甲田丸の辺りから、青森港を横断するようにプロムナードが続いていて、散歩するには最高のロケーションでした。結局、小一時間ほど散歩して青森駅に戻りました。
青森駅の改札にはこんなポップが飾ってありました。いよいよ開業の期日が迫ってきましたね。開業したら、是非一度新幹線で帰省してみたいです。
青森駅に停車していた特急「つがる」の行先表示LEDです。現在は八戸~青森~弘前間を結んでいますが、新幹線延伸後は青森~秋田間の運行に変わるそうです。なので、八戸行き「つがる」は間もなく見納めということになります。
さて、6時50分青森発の普通列車に乗って弘前を目指していると、途中で新幹線の新青森駅が見えました。既に外観は完成しており、新幹線車両による試験運転も行われているとのこと。この時点(8月7日)では、この駅は在来線島式ホーム1面1線のローカル駅風情溢れる設備でしたが、12月4日の新幹線開業後は東北新幹線の終点として一気に重要度が高まることになります(9月13日には在来線2番線が供用されました)。
写真の左側が東京方面になります。開業後しばらくは現行のE2系「はやて」で東京行きは運行されますが、来年春からはE5系「はやぶさ」が投入され、所要時間が現行より1時間近く早まります。津軽や函館方面から東京への移動が、かなり便利になります。
青森から44分で弘前駅に到着。乗ってきた電車の形も、改めて見たら本州らしい形でスマート。北海道の車両はどことなく無骨ですから・・。
弘前駅の北隣りの撫牛子(ないじょうし)駅って、かなりの難読駅名ですよね。私は車内の路線図を見て、てっきり「なでうしこ」→「なでしこ」だと思っていました。
弘前駅構内には、ねぷたの山車が展示されていました。上が弘前ねぷた、下が五所川原立佞武多の山車の一部です(デカイなぁ)。弘前の山車は扇形をしており、人型の青森や五所川原よりも少し大人しい印象があります。形以外に、お囃子も場所によって異なります。(その話はまた追々・・)
弘前駅の外観です。駅舎が最近建て替えられて、橋上駅舎化されました。
そして7年前の弘前駅がこちら。03年の8月15日、北海道旅行の往路に立ち寄ったときの写真です。このときは弘前から弘南鉄道に乗り換えて黒石に行き、黒石よされ(日本三大流し踊りの一つとのこと・・)を見物しました。
当時の完成予想図と見比べると、大体予定通り完成したことが分かりますね。
弘前駅前の通り。
道路向かいの建物は、旧ダイエー弘前店です。7年前はまだダイエーが営業中でサンダルを買ったのを覚えています。現在は「じょっぱる」というショッピングセンターが跡地で営業しています。
続く・・。(次回はいよいよ弘前ねぷたをご紹介します)