うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

流れ星を見に行きました。

2006年10月23日 10時10分44秒 | うちなー日記(沖縄編)
昨晩、オリオン座流星群を見にいきました。
実は昨日、ひょんなことで理学部物質地球科学科の1年次の子と知り合い、色々と話をするうちに、気象や天体の話で意気投合し、昨晩の流星群の観察会に誘われたのです。
その子の話によると、オリオン座流星群がちょうど極大期を迎えており、金曜の夜から毎晩観察を続けているそうで、多いときには一時間に20個以上の流星が観察できているとか・・。折りしも新しいキスデジで天体写真を撮りたいなと思っていたところだったので、二つ返事で答えました。

昨晩午前零時(というか今朝未明ですが)、観察場所(琉球大学医学部の近くの山中)に着くと、先に知り合った子と観察仲間2人がすでに地面に寝転がって観察をしていました。
私も持参したゴミ袋を地面に敷き、撮影機材を設置して早速横になりました。

そこは小高い丘の山頂なので、ほぼ全天を眺めることができました。
空気はなかなか澄んでいて、宜野湾市や浦添市に隣接する地域ですが、周辺の丘が余計な光をさえぎって、星がよく見えるのです。
私の観察開始から約1時間、ついにその瞬間はやってきました。
オリオン座の内側をペテルギウスからリゲルの方向へ、シューっと流れていったのです。これには思わず身震いしてしまいました。
しかし、ちょうどレンズの結露を拭いていたため、写真は撮れませんでした。もし撮れていれば、一級の写真になったはずなのに・・・。
気を取り直して、再び待つこと数十分。今度はちょうどカメラのシャッターを開けているときに流れ星が落ちました。しかも撮影範囲のど真ん中です!
これは絶対撮れただろうと思い、急いでモニターで写真を確認しましたが、何故か写っていませんでした。「またかよ!」と思いつつ、原因を考えて見ましたが、どうも流れ星自体がそれほど明るくないのが原因のようで、そのとき私は写真をISO200程度で長時間露光で撮影していたのですが、この程度の感度だと、ほぼ同じ場所に留まっている通常の星は写りますが、流れ星などの一瞬で消え去るものは写らないらしいのです。
実に残念です。
その後ISO1600に変更して撮影を続けましたが、うまいこと撮影範囲の中に流れ星が現れず、結局午前5時までの観察で写真を撮ることはできませんでした。
流れ星自体は、最大一時間に17個が見え、なかなか楽しめましたが、こと撮影に関しては、いくつかの教訓を残す結果となりました。

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