人は何故その地を目指すのか。
毎年夏と冬、暑さ寒さの厳しい時期に、数十万もの人々がその地に集う。
過去、その地への途上で行き倒れた者数知れず。
いざその地へ辿り着いても、溢れる人々で動くことさえ儘ならない。
それにもかかわらず、人はその地を目指す。
それが・・、聖地。
・・・と、何やら中二病的な文章で始めてしまいましたが、今回は冬休み帰省の記事の続きを紹介します。
前回の記事で、北海道から夜行列車と新幹線を乗り継いで東京に着いた私は、京葉線で新木場まで来ました。
新木場駅構内の立ち食い蕎麦屋でたぬきつねそばの朝ご飯を食べました。
この後、戦場へ向かうために、ここでエネルギーを摂っておかねばならなかったのです。
新木場からりんかい線で国際展示場駅へ。
りんかい線に乗ったことはありましたが、ここで降りるのは初めて。既に人口密度が高まってきています。
国際展示場駅から歩きはじめると、何やら以前某アニメで見たことのある景色・・。
いよいよ聖地が見えてきました。
聖地に相応しい特徴的な建造物。そう、ここは・・、
東京ビッグサイトです。早速入口から中に入りました。
ビッグサイトの玄関ホールです。ここもいくつかのアニメで見覚えがあります。
まずは東館へ・・。
この日(12月30日)、東京ビッグサイトでは全国のオタクが集う一大イベントが開かれていました。
溢れる人、人、人。
この日は、12月29~31日まで開催された、コミックマーケット81の2日目だったのです。
近年様々なメディアに取り上げられ、だいぶ世間的に認知されてきたと思うのですが、このコミックマーケット(コミケ)、ようは同人誌の即売会です。
しかし、参加サークル数3万5千(約5万の応募サークルから抽選で選抜)、来場者数約50万人というとてつもない規模を誇り、同人イベントはもとより、あらゆる屋内イベントの中でも世界最大規模とのこと・・。オタク文化恐るべしです。
このコミケ、毎年お盆と年末の2回ずつ開催されているのですが、私はこれまで何度か来てみたいと思っていたものの、元来人ごみの苦手な私はこの戦場へ向かう勇気が湧かず、躊躇していました。
しかし、実は今回のコミケには北大鉄道研究会も出展しており、私も記事を寄稿した同人誌が販売されていたのです。こんな機会はなかなか無いので、せっかく東京に立ち寄るからには是非参加せねばとビッグサイトに向かったわけです。
で、その鉄研のブースが東館にあったのですが、ブースの番号は聞いていたものの会場配置図を持参していなかったために、人ごみの中歩いて探し回るはめになりました。この日は女性向け同人誌の販売がメインの日で、ナルトやら忍たまやらタイガー&バニーやらイナズマイレブンやらの同人サークルが会場の大半を占める中、鉄道・廃墟・建造物マニアの男らしいブースが会場の中心付近に集められていました。その一角に我らが鉄研のブースを発見し、首尾よく件の同人誌をゲットできました。
その後しばらく東館内を見て回っていましたが、徐々に来場客が増えて来て動くのも儘ならなくなってきたので、1時間半ほどで撤退、西館に移動しました。
コミケは20万平米以上もある東京ビッグサイトの全館を貸し切って開催されます。東館と西館の間は約500m離れており、人が多くなると会場間の移動に1時間もかかることもあるとか・・。実際、今回も30分ほど移動に費やしました。移動中には、あまりの人の多さで携帯電話の電波が一時的に圏外になる事態も体験し、コミケの戦場らしさの片鱗を味わいました。
西館は東館と比べて空いていて、ゆっくりと各ブースを見ることができました。こちらも女性サークルが中心で、少年漫画のキャラクターの二次創作物が多かったです。
夕方には実家に着きたかったので、計2時間半ほどでコミケ会場を後にし、来た時と同様にりんかい線と京葉線を乗り継いで東京駅に戻りました。途中、自動販売機に描かれたりんかい線キャラクターがちょっと可愛らしかったので撮影。
この日は帰省ラッシュで新幹線は軒並み満席。東京駅でお土産を買うのも一苦労でした。新幹線ホームは長蛇の列が出来ていて、座るためには1時間以上待つ必要があるような状態・・。結局、座席に座ることを諦め、京都までののぞみは車内デッキで立ちっぱなしで過ごしました。(さすがにしんどくて、途中で何度も立ったまま眠りそうになりました)
京都からはJR奈良線、関西本線を乗り継いで伊賀上野駅に帰着。迎えに来てくれた母と合流できました。
実は、札幌から国際シンポジウム用のポスター(私の分とボスの分)を背負って持ち帰ってきていたので、リュックサック、カメラバッグ、ポスター、コミケの戦利品、東京土産という大荷物を抱えて何度も列車を乗り換えてきたのですが、なんとか全て無事に実家まで運ぶことができました。
今回のコミケでの戦利品です。右下が私も寄稿した北大鉄研の同人誌「混合列車」です。国会図書館や北大図書館にも寄贈しているので、興味のある方は是非どうぞ・・。(もちろん販売もしています)
戦利品の中で特にお気に入りなのが、「東京の電波塔がこんなに可愛いわけがない」と「本当はかわいい東京の超高層ビル1」の二冊。再開発や超高層ビルが大好きな私ですが、これほどまで可愛く擬人化する猛者がいるとは、驚きです。
札幌にも同人誌の専門店はありますし、多くの同人誌はネットでも買えますが、やはり即売会で立ち読みしたり、作者と話したりしなから買い集めるのは楽しいことだと今回分かりました。またいずれ、今度はしっかり準備してからコミケに参加したいです。
毎年夏と冬、暑さ寒さの厳しい時期に、数十万もの人々がその地に集う。
過去、その地への途上で行き倒れた者数知れず。
いざその地へ辿り着いても、溢れる人々で動くことさえ儘ならない。
それにもかかわらず、人はその地を目指す。
それが・・、聖地。
・・・と、何やら中二病的な文章で始めてしまいましたが、今回は冬休み帰省の記事の続きを紹介します。
前回の記事で、北海道から夜行列車と新幹線を乗り継いで東京に着いた私は、京葉線で新木場まで来ました。
新木場駅構内の立ち食い蕎麦屋でたぬきつねそばの朝ご飯を食べました。
この後、戦場へ向かうために、ここでエネルギーを摂っておかねばならなかったのです。
新木場からりんかい線で国際展示場駅へ。
りんかい線に乗ったことはありましたが、ここで降りるのは初めて。既に人口密度が高まってきています。
国際展示場駅から歩きはじめると、何やら以前某アニメで見たことのある景色・・。
いよいよ聖地が見えてきました。
聖地に相応しい特徴的な建造物。そう、ここは・・、
東京ビッグサイトです。早速入口から中に入りました。
ビッグサイトの玄関ホールです。ここもいくつかのアニメで見覚えがあります。
まずは東館へ・・。
この日(12月30日)、東京ビッグサイトでは全国のオタクが集う一大イベントが開かれていました。
溢れる人、人、人。
この日は、12月29~31日まで開催された、コミックマーケット81の2日目だったのです。
近年様々なメディアに取り上げられ、だいぶ世間的に認知されてきたと思うのですが、このコミックマーケット(コミケ)、ようは同人誌の即売会です。
しかし、参加サークル数3万5千(約5万の応募サークルから抽選で選抜)、来場者数約50万人というとてつもない規模を誇り、同人イベントはもとより、あらゆる屋内イベントの中でも世界最大規模とのこと・・。オタク文化恐るべしです。
このコミケ、毎年お盆と年末の2回ずつ開催されているのですが、私はこれまで何度か来てみたいと思っていたものの、元来人ごみの苦手な私はこの戦場へ向かう勇気が湧かず、躊躇していました。
しかし、実は今回のコミケには北大鉄道研究会も出展しており、私も記事を寄稿した同人誌が販売されていたのです。こんな機会はなかなか無いので、せっかく東京に立ち寄るからには是非参加せねばとビッグサイトに向かったわけです。
で、その鉄研のブースが東館にあったのですが、ブースの番号は聞いていたものの会場配置図を持参していなかったために、人ごみの中歩いて探し回るはめになりました。この日は女性向け同人誌の販売がメインの日で、ナルトやら忍たまやらタイガー&バニーやらイナズマイレブンやらの同人サークルが会場の大半を占める中、鉄道・廃墟・建造物マニアの男らしいブースが会場の中心付近に集められていました。その一角に我らが鉄研のブースを発見し、首尾よく件の同人誌をゲットできました。
その後しばらく東館内を見て回っていましたが、徐々に来場客が増えて来て動くのも儘ならなくなってきたので、1時間半ほどで撤退、西館に移動しました。
コミケは20万平米以上もある東京ビッグサイトの全館を貸し切って開催されます。東館と西館の間は約500m離れており、人が多くなると会場間の移動に1時間もかかることもあるとか・・。実際、今回も30分ほど移動に費やしました。移動中には、あまりの人の多さで携帯電話の電波が一時的に圏外になる事態も体験し、コミケの戦場らしさの片鱗を味わいました。
西館は東館と比べて空いていて、ゆっくりと各ブースを見ることができました。こちらも女性サークルが中心で、少年漫画のキャラクターの二次創作物が多かったです。
夕方には実家に着きたかったので、計2時間半ほどでコミケ会場を後にし、来た時と同様にりんかい線と京葉線を乗り継いで東京駅に戻りました。途中、自動販売機に描かれたりんかい線キャラクターがちょっと可愛らしかったので撮影。
この日は帰省ラッシュで新幹線は軒並み満席。東京駅でお土産を買うのも一苦労でした。新幹線ホームは長蛇の列が出来ていて、座るためには1時間以上待つ必要があるような状態・・。結局、座席に座ることを諦め、京都までののぞみは車内デッキで立ちっぱなしで過ごしました。(さすがにしんどくて、途中で何度も立ったまま眠りそうになりました)
京都からはJR奈良線、関西本線を乗り継いで伊賀上野駅に帰着。迎えに来てくれた母と合流できました。
実は、札幌から国際シンポジウム用のポスター(私の分とボスの分)を背負って持ち帰ってきていたので、リュックサック、カメラバッグ、ポスター、コミケの戦利品、東京土産という大荷物を抱えて何度も列車を乗り換えてきたのですが、なんとか全て無事に実家まで運ぶことができました。
今回のコミケでの戦利品です。右下が私も寄稿した北大鉄研の同人誌「混合列車」です。国会図書館や北大図書館にも寄贈しているので、興味のある方は是非どうぞ・・。(もちろん販売もしています)
戦利品の中で特にお気に入りなのが、「東京の電波塔がこんなに可愛いわけがない」と「本当はかわいい東京の超高層ビル1」の二冊。再開発や超高層ビルが大好きな私ですが、これほどまで可愛く擬人化する猛者がいるとは、驚きです。
札幌にも同人誌の専門店はありますし、多くの同人誌はネットでも買えますが、やはり即売会で立ち読みしたり、作者と話したりしなから買い集めるのは楽しいことだと今回分かりました。またいずれ、今度はしっかり準備してからコミケに参加したいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます