うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

スウェーデン旅行記 6  ストックホルムの車窓から ~いざ、カロリンスカ研究所へ~

2017年08月03日 20時06分46秒 | スウェーデン旅行記
6回目の更新となるスウェーデン旅行記、今回はストックホルム到着翌日にホテルからカロリンスカ研究所まで乗った路線バスについて記したいと思います。

前回の記事はこちら:スウェーデン旅行記5


ストックホルム到着から一夜あけて2月12日の朝です。
午前7時半に起きて、窓から外を見たら、まだ仄暗く感じました。ストックホルムの日の出の時間を調べてみたところ、この日はちょうど7時31分が日の出でした。ちなみに日の入りは16時33分で、日が出ている時間は9時間ほどです。
同じ日の東京の日の出は6時31分、日の入りは17時19分で、ストックホルムの方が2時間ほど昼が短いことになります。


ホテルは朝食付きだったので、最上階にある食堂に食べにいきました。
ビュッフェスタイルで、好きなおかずを取った結果がこちら。この後に泊まったホテルも大体同じような品揃えで、多分これがスウェーデンのオーソドックスな朝食かと思われます。スウェーデンでの食事情については別の記事に纏めようと思いますが、冬のスウェーデンでは生野菜の入手が難しいようで、野菜はパプリカとピクルスのみ、代わりに果物ジュースが複数置いてありました。
主食はコーンフレークにしました。
このホテルは病院のゲストホテルということでしたが、朝食会場では新生児を連れたお客さんが多く見受けられました。

朝食を食べ終わり、早速外に出掛けました。今日は研究留学先のカロリンスカ研究所のホストの元に挨拶に行く予定で、10時半に会う約束をしていたのでした。


こちらはストックホルム中心部の航空写真です。写真の収まりの都合上、方位を90度右に回転して表示していて、右が北で左が南を示しています。
昨夜ストックホルム中央駅の近くからホテルまでは第3系統の路線バスに乗ってきたのですが、そのバスの運行ルートを黄色線で示しています。バスはストックホルムの中心部を南北に縦断しており、バスの南の終点がホテル前でしたが、実はこの路線のもう一方の終点がKarolinska sjukhuset(カロリンスカ病院)バス停、つまりカロリンスカ研究所だったのです。
ホテルに着いてからこのことに気付き、これは便利な場所に泊まったものだと喜びました。後から知った話ですが、実はホテル隣接のSödersjukhuset(南病院)はカロリンスカ研究所傘下の医療教育機関だそうで、このバス路線は研究所の拠点を結ぶシャトルバスの役割を担っていたのでした。


昨夜購入したSLアクセスカードで颯爽とバスに乗り込みました。
この路線は連接バスで運行されていて、長い車内には座席が向かい合わせに並んでいました。


車窓からはメーラレン湖に浮かぶストックホルムの町並みが見えました。
昨夜は暗くてあまり見えませんでしたが、日本とは明らかに異なる風景です。
はるばる遠くへ来たもんだなぁ・・。


昨夜から少し雪が降ったようで、路面に薄っすら雪が積もっていました。
この時期、札幌では雪まつりを開催するほどの大雪が降っている頃なのですが、ストックホルムはそこまで雪は降らないらしく、私の滞在中ではこの日が最も冬らしい天気でした。


Gamlastan駅前の様子。とてもヨーロピアンな町並みです。


バスの後ろを走っていた除雪車を撮りました。心なしか日本の除雪車よりもスタイリッシュな感じがします。


連接バスなので、カーブを曲がるときには列車のようにバスの先頭が見えて面白かったです。


Södersjukhusetバス停から1時間ほどの乗車で、目的地のKarolinska sjukhusetバス停に到着しました。
バス停の目の前が病院棟でした。さすがに大きな施設です。
カロリンスカ研究所については、次回詳しく紹介したいと思います。


今回乗った路線バスの前面展望動画をYouTubeで公開しています。
この日、研究所からの帰りに最前列に座って撮影しました。


忙しい人向けに、6倍速の動画も作成しました。
ストックホルムの町並みを駆け抜ける様子が映っています。
この動画を見ていると、またストックホルムのバスに乗りたくなってきます。

それではまた次回の更新で。


~続く~

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