うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

スウェーデン旅行記 3  いざ、北欧へ 2

2017年07月21日 21時30分18秒 | スウェーデン旅行記
スウェーデン旅行記の3回目です。

前回の記事はこちら:スウェーデン旅行記2

さて、今回の記事で一気にフィンランドへと飛んでしまいましょう。


2016年2月11日午前11時45分頃、ほぼ定刻に関西国際空港6番ゲートを出発したフィンランド航空078便は、11時59分にA滑走路(ランウェイ06R)から北向きに離陸しました。
ちなみに、日本の航空会社だと離着陸時にデジカメなどの電子機器を使えるのですが、フィンランド航空は内規で使用が制限されており、離着陸時の撮影は出来ませんでした。


離陸後しばらくすると、機内サービスの紹介動画が流れました。
いかにもフィンランド・・という感じのお二方ですね。


本日の飛行予定ルートはこんな感じ。鳥取付近から日本海に出て、北朝鮮、中国東北部、ロシアを横断するコースです。
メルカトル図法で表示されているので長く感じますが、フィンランドは地球儀で見るとヨーロッパで最も日本に近い位置にあり、日本との距離はおよそ8000kmです。今回の飛行は所要時間の掛かる西向きでしたが、それでも約10時間でヘルシンキに到着できました。札幌から沖縄までの直行便が4時間近く掛かることや、日本からハワイまで7~9時間掛かることを考えると、意外にヨーロッパは近いです。


シートベルトサインが消えると間もなく昼食メニューが配られました。
ビジネスクラスの食事、果たしてどんな内容なのでしょう。

この日の献立は、

・アミューズブッシュ(先附) スモークサーモンの卵フィリング
・ミックスサラダ
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前菜
・和風の前菜(サーモンのタタキ、かまぼこ、さつまいもの甘露煮、そら豆のみじん粉揚げ、鰊の昆布巻き)
または
・トマトのクリームスープ クルトンとタイムを添えて
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メインコース
・カレイの西京焼き、高菜ご飯
または
・焼き肉風味のサーロインビーフステーキ丼
または
・ペンネパスタのクリームソース、ほうれん草のバター炒め添え
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・チーズ:ホワイトチェダー、デンマーク産ブリー
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デザート
・ハーゲンダッツアイスクリーム
・プティフール(小さなケーキ)
・コーヒーまたは紅茶

でした。
日本路線ということで、結構本格的な和食も用意されていました。周りの人の様子を見ていると、日本人は洋食、外国人は和食を選ぶ傾向があるようで、面白かったです。


というわけで、アミューズブッシュ(先附) スモークサーモンの卵フィリングと食前のドリンク(サイダー)です。


前菜は和風をチョイス。
パンが付いてくることを考えると、ここは洋食の方が良かったかも・・。
味は本格的な和食でした。


メインは焼き肉風味のサーロインビーフステーキ丼を選びました。
見た目はそこそこでしたが、お肉が柔らかくて結構美味しかったです。


デザートのプティフールと紅茶です。
ご飯のおともに、ドイツワインのCliffhanger Rieslingもちょびちょび飲んでいました。甘口で飲み易いので、ついつい飲みすぎてしまい、ここで記憶が一度途切れました。


目が覚めると、背もたれが倒れていて、枕元にミネラルウォーターが2本置かれていました。
通常は1本なので、酔っ払ったのを見て客室乗務員さんがサービスしてくれたのかもしれません。


地図を見ると、既に飛行機はロシア上空に差し掛かるところでした。


ここでちょっと機内探検に出掛けました。
こちらは機内前方にあるビジネスクラス用のトイレ。なんと窓が付いていて、広々としています。
座席が通路側だったので、窓の外を眺められるこのトイレが気に入り、この後も何回か使用しました。


機内最後尾まで行くと、スナックが置かれていて自由に取ることができました。


最後尾から見たエコノミークラスの様子。
前方のカーテンを開けてビジネスクラスに出入りするときに、ちょっぴり優越感を感じました。


フライトの後半は、座席をフルフラットベッドモードに切り替え、寝転びながら映画を見て贅沢なひとときを過ごしました。
機内上映映画に「るろうに剣心」の実写版があるのを見つけ、鑑賞しました。


なるほど、「剣術道場」は「フェンシングドージョー」になるのか・・。


映画を見終わってウトウトしていたら、早くもロシア西部に到達していました。
北極圏に近いところを飛行しており、機外の気温はなんとマイナス74℃を示していました。そんな寒いところを飛んでも飛行機は大丈夫なんですね。


ここで到着前の軽食が配られました。
軽食は、

・懐石弁当、お味噌汁
または
・茄子とズッキーニのペンネ ボロネーゼ
または
・チキンクラブサンドイッチ

から選べますが、私はペンネ ボロネーゼを選択。結構ボリュームがあって美味しかったです。


軽食を食べ終わると、いよいよフィンランドが近付いてきました。
ビジネスクラス体験も間もなく終わりです。


機内モニターでは再び案内動画が流れ、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港での乗り継ぎ方法などの説明が行われました。
そういえば、入国カードとかは今回のフライトでは配られず、機内で書き物をすることはありませんでした。余談ですが、この半年ほど後にアメリカに出張した際には往復ともにカードが配られ、ヨーロッパとの違いを感じました。


関空出発から10時間半でフィンランド・ヘルシンキに到着。
現地時間午後3時、日本時間だと夜の10時過ぎです。
飛行中は全く揺れも無く、ビジネスクラスのおかげで疲労感はありませんでした。
ついに初めてのヨーロッパに足を踏み入れました。


~その4に続く~

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