2003年にバンコクでカナダ人女性と知り合って一緒に旅をすることになり、それから少し画風が変化した。それまではただひたすら自己流で人物をスケッチしてきたのだけど、これからは写真を見ながらじっくりと描き込めるようになったのだ。というのも彼女がカメラとラップトップを持っていたからだ。それでこれも大変役に立ったのだけど今想い返せばやはり実物のモデルを前にして描くのが一番楽しかったように思う。当時スマホがなかったので宿に帰ってきた旅人の多くは時間をもてあそんでいた。だから気軽にモデルになってくれた。今ならみんなスマホに夢中だからとてもたのめなかったかもしれない。この点僕は非常にラッキーだったと思っている。
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