人間賛歌・もっちゃん4649

子育ての反対の現象

朝7時頃から雪が降り始め、ボタン雪ですから瞬く間に2センチ以上積もってきました。
なんだか降りしきる雪を眺めていると止むことを知らず、一日降り続くのではないかと思えてきます。
銀世界が美しいといっていられる間は幸せですが、生活をも脅かす大雪があることを今年は思い知らされていますから、自然の猛威を空恐ろしいと感じてきました。

母の風邪は長引くこともなく治まってきました。

海育ちの母は魚が大好物できれいに食べることが出来る人でした。
昨夜も煮魚があったのですが、途中で小骨を飲み込んだらしく何回か喉をガッ、ガッとやっていました。
めったに骨を喉にたてることはなかったし、一度も見たことがないと言えるくらい安心していたのですが、河童の川流れもありますものねえ~

「ご飯を噛まずに丸ごと飲み込んだらいいとお母さんに教えてもらっていたよ~」というと、
「ああ、そうねえ~」と返事をして、なんだか大丈夫なのか、それっきり平気な顔をしています。

夜一眠りした11時くらいに喉がおかしいと感じたのか、ガッ、ガッと何回も喉を鳴らし始めました。
目が覚めてしまい、しばらく様子を窺っていたのですが、
「どうしたの?まだ小骨が刺さっているの?」と聞くと
「なんだかおかしいんよ~」と魚を食べたことも忘れているので、へんな答え方をしています。

「ご飯を持ってきてあげるから、噛まずに飲み込んでみる?」と聞いても
「はあ~ん?」と怪訝な顔をしています。

仕方がないので寒いけどご飯を少しお皿に入れて持ってきて、そんな時はおまじないでこうすればいいのよ~と教えてあげました。

内心ビクビクものでした~
風邪薬の1錠を飲み込む苦しさを見ているから飲み込めなくって喉に詰めてしまったら、その方が厄介だわねえ~

どうするか、薄目を開けて見ているとベットに腰掛けてご飯を口に含みました。
噛んでいます。
3回くらい食べているけど、いっこうに取れないようです。

「ダメよ~!噛まずに飲み込むの~」と思わず大声でもう一度言って見ました。

真剣な顔で口に含むと首を左右に振りながら噛まずに飲み込む努力をし始めました。

仕方ないわねえ~
これでダメなら明日お医者さんに連れて行こうと思ったとたん、ころりって横になったのです。

一言もなく眠りに就きました。

認知症って私が寝ていて見えないから自分ひとりだけって思うのでしょうか?
ありがとうも、心配かけたねえもないのです。

私が見えていたらきっとお礼の言葉を言える人なのに~って、変な感じでした。

魚が好きな人なので大きい方を喜ぶと思って母にはお頭を、尻尾のほうは私に~としていたのですが、離乳食のように骨を取り身をほぐしてあげなくっちゃ~と反省しています。

夏バテのときの指導で、「おそうめんは短く切って食べさせてあげて~」と教わったので、それ以来うどんや蕎麦などは食べやすい長さに切ってあげています。
お雑煮の餅も喉に詰めないかとヒヤヒヤしながら渡していましたが、これからは細心の注意が必要だと思い知らされました。

大事にならずにほっとしています。

昨日できたことが今日まだできるって確証はどこにもないのですものねえ。
子育ての反対の現象に考えさせられているのです。

今日も雪を眺めながらゆっくり母との時間を楽しみますね~

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