母の介護の日々の2008年5月を
懐かしく辿っている毎日です
写真に撮るのも スケッチに残すのも 日記に綴るのも
2度とない人生の一齣は かけがえのない宝物に思えます
一喜一憂の反省することの多い介護の日々でしたが
手に取るように懐かしく思い出した一日をアップしました
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両親の心の支えだったと思うG先生が
一昨日の昼過ぎにお見舞いに来てくださいました
事前に都合の問い合わせをいただきました
84歳の方が単車で5キロの道を
見舞いに来てくださるというのです
「わざわざ来ていただいても本人の心に届くこともない
認知症ですので 申し訳ないけれど結構です。」と
柔らかく辞退申し上げてたのですが
「ご無沙汰ばかりしていて申し訳ないから~」となおも仰るので
「お待ちしています」とお受けしました
父の盟友でしたから10歳以上お若いのですが
兄弟以上のお付き合いだったと私も感じていました
とても母の心に届く時間を過ごせたようでした
その晩から 母の頭の中が40年以上前に遡ってしまい
すっかり調子を崩してしまって今も現実にはいない母なのです
認知症の人のお見舞いは自分の都合を押し付けてはだめですね
心境の変化を大きく与えると そこに戻ってしまい
現実がわからなくなります
父は元気に仕事に出かけていると信じ
帰りを待っていますし
妹たちは学校に行ったかどうかを何回も確かめます
そのうち自分は今G先生のお宅に泊まっていると思い込み
服を着替えたらお礼のご挨拶をしたいといって
上着のボタンをとめようと必死で試みますが
何時間かかってもボタンの一つもはめられないのです
だから部屋を出て行く段階にはならないですんでいますが
根気たるや相当なものです
胸のボタンを一つつかんで何時間も格闘しているのです
手伝ってあげたら簡単にすみますが 次は挨拶に出て行きたくなり
動き始めますからね
いくら言い聞かせてもそれが認知症ですから
すごい意志力で貫徹したくって 制止できなくなるようです
昼寝も全くできず疲れきっていますが
傍にいる私も閉口で お手上げで・・・
サクラソウに癒してもらっています
今もボタンを握って悪戦苦闘中なんですよ
入浴訪問はお断りしようと思っています
憔悴の顔つきが心配ですからね・・・
早く現実に戻れることを願うばかりです
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今朝の癒しです
元気を沢山受け取っていただきたいです(^^)/
おかげで私は元気に過ごせています(*^▽^*)
猪名の川です
高尾の香りです
清玄桜姫です
岩根絞りです
夜桜です
意宇の里です
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