お父さん、土地改良事業の一環として、故郷も大きく形を変えましたよ~
大昔から洪水に悩まされ、大きな氾濫が平成2年と昭和27年の集中豪雨のときに起きて、
それはお父さんも覚えていることでしょうね。
私が小学校4年のときと、お父さんが亡くなる1年前のことでしたからね~
龍神さんの手に余るほどの大洪水でした。
大昔から伝えられていた、30年か40年に1度は見舞われるという大洪水です
平成2年のときは最高に猛威をふるい、JRの鉄橋や57号線の橋を壊滅させ、
ガソリンスタンドや文化会館の中にまで浸水し、水田も大きな岩石や杉の木がゴロゴロとまるで地獄の様相でした。
賽の河原はこんな状態かもしれないと思うほど惨いものでした~
今は新しく治水力学を研究した河川変更工事が行われ、昔の川跡は湧き水が少し流れている程度で
すっかり様変わりしてしまいました。
山紫水明の山があり川があり、あとは訪れる人もいない静かな山村でしたが、家の裏山の向こう側に
バイパスが完成し便利になりました。
昔の河川跡は、蛍の里公園になりました~
蛍は毎晩私と母を楽しませてくれます。
母の肩や腕に止まらせ歩かせてみたり、電灯を消して部屋の中に蛍を飛ばして光の点滅を追い掛けたり、
わいわいと賑やかに興じています。
壁のカレンダーにとまると、はっきりと数字が読めるので、
蛍の光~♪窓の雪~~♪
と母娘で歌って眠くなるまで寝間の上でキャアキャア騒いでいるのですよ~
マイクロバスが蛍見物に明神様の下の橋のたもとまで何台か来ていますよ~
6月上旬の頃が別荘の値打ちの出る時かもしれません。
星の光が田植えの用意の整った水面に映えていたのも感動でした~
天と地の間で星と蛍の饗宴が美しい故郷の夜なのです~
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