人間賛歌・もっちゃん4649

自慢の息子が (2007年5月の自分史)


Y君をJR駅に送ってきました。

彼を降ろしたあと辛くなるから すぐに発車をして橋を渡り、右折するのに信号待ちをして

バックミラーをふと見ると、彼はなおも同じところに佇み 見えなくなるまで

見送っているのが確認できました。


窓を開けて右手を振ると彼は手を振って応答してくれました。


その途端に別れの辛さが身に沁みて ジーンと涙があふれてくるのを感じました。


別れを惜しむ淋しさは 2年半前の南港埠頭のフェリー乗り場で

「今度会うのはいつの日やら~?」

と 不確かな希望しか持てなかったときの連れ合いとの別れと同じでした。


何日一緒にいようがこれで満足という別れはありませんものね~


わずか一日足らずの滞在でしたが、20年の空白を埋めるために

ずっと聞き役と話し役とを重ねあいました~


思い残すことはないほど思い出もたくさん作れましたし、再スタートを快く切ることが出来ました~


「私の自慢の息子が確実に1人増えました~(@^^)/~~~」と断言できる再会となったのです。


彼の旅立ちの直前に飲んだ緑茶の甘さが 今も口中に渋く爽やかに残っています。

Y君も下り列車の中で窓の景色を確かめつつ、追憶の時間を過ごしていることでしょう~


母の幸せな笑顔を見て安心したというY君の言葉でしたが、母の右手を両手で握り締め

笑顔で挨拶をする彼の優しさあふれる横顔としぐさを 私はきっと忘れないと思います。


2年半の介護中で声をかけてくださる来客はほとんどでしたが、こんなに近しい表現法を

見せてもらったのはY君が初めてでした~


素晴らしい人間性を垣間見た思いでした~


クウのお土産の配慮まで 若い奥様がY君に持たせて寄こして下さったのも大きな喜びでした~


優しい心遣いは何にもまして 大きな喜びと感謝の念を呼び覚まし

感性を強く揺さぶって下さったのです!


教え子というにはあまりにも立派すぎていて、人みなわが師~という強い感想をもちました。


ありがとうの表現は、ありがとうという言葉しかないのがもどかしい思いです。


遠いところをわざわざ親を訪ねて孝行をするためにきてくださったY君に

大きな幸あれ~と願ってやみません。


ありがとう~

気をつけてお帰りくださいね~


皆様によろしく~



PS

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

楽しいお喋りサロンとして、既存の掲示板と画像掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにサロンでお待ちしています(*^_^*)


  

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