人間賛歌・もっちゃん4649

長年の教師の勘

秋晴れのお天気がよく続きますねえ~

それだけで結構うれしくなっている私

2日間の休日はいろんな意味で充実でした~
でも、スケジュールがいっぱいと言うのも疲れますねえ~

ブックトークは我ながら『花さき山』は良い選択だったと評価しています。

もっちゃん、もっちゃ~んって期待感も高まっているのが感じられるし手ごたえは充分でした~
「まだここがいたいの~?」って左肩を押さえながら聞いてくれる女の子もいたし、相手を思いやる心が発達してきているなあとうれしく感じたものでした。

でも、これからの大きな課題を発見したのも確かでした。

昼休み中でしたから思い思いにグループになって、自由遊びの真っ最中~

砂場に二人の男の子が水を流しながら大きなトンネルやダムを作っていました。
本格的に泥まみれになりながら熱中しています。

後何分かしたらブックトークの始まる時間なのに・・・
前もって子どもたちに言い聞かせていないのかしら~

私たちの姿が見えたのか放送が入り、「片付けは後で良いからお話教室が始まるので手を洗って入りましょう~」という指示がありました。

「滑り台で遊んでいる人、それはおかしいと思いますよ~」と言う指摘です。
見ると、上にいた子が手に砂を持っていて下の子の頭の上にばら撒いたようで、土煙がもうもうと舞い上がっているところでした~

それはおかしいと思いますよ~なんて悠長なことを言っている場合なの~?
こら~、何をするの!!って大声で注意をし、しからないといけない場面でしょう~?

目や鼻や呼吸器や命にかかわる時は真剣に注意を与えないと、指導にならないわよって最初に感じたものです。

なんだかおかしな雰囲気の集団になってきているのでは~?

長年の教師の勘が鋭く久しぶりに蘇ってきました。

暑い日でしたから汗をかいているし、まだまだ昼休みの興奮が収まっていません。
元気な年長さんの顔を目を細めながら眺めていました~
奈良の孫の顔をダブらせながら(*^_^*)

いよいよお話ルームのはじまり~
私は4番目です~

あ・い・う・え・おという発声を読み手と子どもが共鳴しながら大きな大きな声でとか、小さな小さな声で~などと楽しむ絵本で始まりでした。
みんな一丸となって楽しんでいます~~

次は創作絵本でお月様をつかまえたいというお話でした。
季節感を持たせた良い選択だと感じていました。

しばらくすると、前に座っていた男の子が眠たいと言って寝転び、続いて隣の子も同じように寝転びます。
広い大きな砂場を二人で占拠していた元気者でした~
もう、サル山のボスのような力関係が出来上がりつつあるようです~

寝転ぶ姿は初めて見る光景でした~
そのスタッフも元教師ですから、私は何も口を挟みませんでした。

「寝ていてもお話はきけるからね~」と容認する発言があったのです。
さあ、そこで二人の力が勝ち~だとその集団には写りました。

勝ち組が正しいのです~
子どもの世界では。

次はあろうことか、「水を飲みたい!」と最初に寝た子が言い始めます。
「このお話が終わってから飲みに行きましょう」と答えていました。

わずか40分間の中で指示を間違うと、収拾がつかなくなります。
この絵本が終わると、全員が水飲みに立ちました~

確かに暑い日でしたから、水を飲みたいと思う気持ちも分かりますが、時間中に中断が許される指示は出してはいけません。
幼稚園児ですからいろんなハプニングは出てきます。

お話ルームが終わるまでがまんしなさい!とまず一喝を与え、わがままを戒める一言が要りました~

学級崩壊なんてすぐになりますよ~~
子どもは良く見抜きますからね~

幼稚園から、いえもっと前から生きる力を学んでいるのです。
正しい集団を育てるために、小さな芽のうちにわがままは摘んで教えないと暴走してしまいます。

私の番になりました~
「静かにお話をやめるまで、もっちゃんは読みませんよ~」と口に指を当てて前に立ちました。
なんだか怖いぞ~という窺う空気が流れます。

でもボスは、「お話なんて聞きたくない~!小母ちゃん誰~?」と聞き返してくるのです。

もうすっかり言いたいことを堂々と言う子になっているのです~

「ええ~?
名前をあなたは知らないの~?
もっちゃん、肩の痛いのは治ったって、優しく聞いてくれた○○ちゃんがいたわよ~

お話をききたくないのなら良いわよ~
静かにしなさい!」と言うと
「聞きたい~」と言います。

「はい、よろしい~
では、とっても良い絵本を見つけたから今日は読むのを楽しみにしてきました~
静かにきいてよね~」と声をかけて読み始めました。
素晴らしい絵本はぐんぐん心の中に入っていきます。

優しいことを すれば 花が咲く
いのちを かけてすれば 山がうまれる

うそではない ほんとうのことだ~

終了後スタッフと「気合を入れて来月は臨みましょう」と声をかけて帰ってきました~

ささやかな力だけれど、子どもは地域の宝ですもの~
目の前の宝を少しでも磨いて玉に仕上げなくっては~と感じました~

是々非々の態度をはっきり示すのが大人の役目ですからね~

ちょっと固い話になりましたが、これは大切なことで省くことはできませんでした~

あれこれとありましたが良い二日間でしたよ~(^.^)/~~~

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