医者に行って血圧の薬をもらい、予定通り図書館や買い物を済ませて帰ってみると、「奈良の家に長いことお邪魔していたから、もうぼちぼち帰りましょう~」と私の顔を見ると言い始めたのです。
これが発端始まりで今も母の頭のゼンマイが過去へ過去へと進んでいるのです。
今までは目の前にあることだけが存在するという感じで、5分過ぎれば過去のこととして忘れ去っていたのですが、今はその逆になってしまい大変な中に私もはまってしまっています。
奈良の父のお葬式に来ているのだと思っていて、お悔やみを言ってくれたりお供え物をしなくっては~とか、美容院に頭をセットしにヒロちゃんも行きなさいとか、言うのです。
「31年前に奈良のお父さんは亡くなったのよ!
30年も昔のことだからね~」と言い聞かせます。
納得できたかな~と思っていると、夕方
「家のお父さんに電話をかけているんだけど、留守でいないみたいなの~
誰も出ないわ~」
「お母さんは竹田の君ヶ園の家にいるんだから、家にかけても電話はつながらないわよ~
それに、お父さんは15年前にさようならをして、今は天国に行っているのよ~」
そこから、父の死を納得させるために、仏間に行き写真を見せます。
「おかしいわねえ~昨日の朝話しをしていただけなのに・・・
頭が少しおかしくなってきてるんやねえ~
しっかりせえ~しっかりせえ~」と笑っています。
「自分でおかしいと気がついていれば、だいじょうぶ!
百までがんばるといっているんだから、しっかりたのみますねえ」
30分か1時間か静かな時間が過ぎますが、また夜中でも過去の話が現実のように始まるのです。
病気だから言い聞かせてもすぐに元に戻り、実家の養子としたので次男の結婚式のことや、4番目の妹がまだ幼いと思い込んでいることなど、止めようがないほどかわいそうに真剣に考えているのです。
私の部屋にくる余裕がないほど、傍を離れていられません。
今は休みなさいと言って寝かせました。
これが認知症の本格的な動きの始まりかもしれません。
冬の寒さの三寒四温はまだ序の口でした。
今回は二温で寒さが訪れたようです。
PCタイムはしばらく取れそうもありません。
ちょっと途中経過をお知らせしておきますね~
また、様子は母が眠った時など話せる時にお知らせします。
日記更新はしばらく中止になりそうです。
HPの公開は一応このままにしておき、介護の様子を見てから閉鎖も視野にいれています。
徘徊へと繋がるのかも~と、背水の陣の構えでいます
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