介護の２年生に （'０９年４月１２日の自分史）

炭坑節を二日前の夕方　元気な声で得意そうに歌っていたので

入れ歯を３週間ぶりにセットしてあげました


入院前の高熱の時に　顔の筋肉の締りがないためか　下の入れ歯がポトンとベッドの上に

外れて転がっていましたから　元気になったら装着してあげようと

コップの中に浸しておきました


やはり発音が明瞭になると　よけいにうまく聞こえるし　母はますます上機嫌でした


次の日の夕食介護の時に　とても静かにしょんぼりとして見えたので

看護師さんに安定剤の服用があったのでしょうか～？とお聞きしたほどでした


昨日もお喋りはありません


顔を見ると微笑みは浮かべ　ありがとうと労ってくれているように見えました


女子バレーの決勝戦を二人で無言で見ていたので　静かな母だなあとは感じてはいましたが

それ以上はありませんでした


夕食が届いたので　「さあ、ご馳走をいただきましょうね～♪」とスプーンで口に

運ぶのですが　半分くらいしか口を開けないのです


「あ～んと大きく開けないと、少ししか入らないよ～！」

食べ初めから何回も同じ注意をして　その都度一回めは大きいけれど

また同じ繰り返しなのです


じっと恨めしそうな目で何か言いたそうなのですが　何度も注意されることが

気に入らないのかと感じました


「どうしたの？食べないとお腹が空くよ～」


いつもは食欲のある人なので　すいすい進むのですが・・・


首を振って要らないと言うしぐさを始めました


まだ　食べ始めたばかりなので　食後の薬も飲めないし

少し時間を空けて　看護師さんに対応をしていただくことに決めて　帰りました


「もういいよ～」と言うのは　これで２回目です


前回は娘に食べさせてあげようと言う母心の言葉でした


めったに食べないと言うことはないのに・・・


車で帰る途中も　ずっと母の辛そうな目が気になっていました


わかって～！という訴えるような哀しい目です！！


叱られたことを恨んでいるのか　拗ねているのかと受け止めていたけど・・・


「あっ！そうだ！！

入れ歯が歯茎にしっくりといかないので、痛みが出ているのかもしれない・・・」


あれから２日経つから　歯茎が赤く腫れているのではないか～？

早く外してあげなくっちゃ～と　まもなく家に着く手前でＵターンして　急いで戻りました


すでに食事は片付けられていました

案の定　上の歯茎が傷んでいました


「入れ歯は家に持ち帰ります

今はキザミ食ですから舌でつぶせますし　しばらく明日は痛がるかもしれませんが

入れ歯のせいでしたので・・・」と　看護師さんに伝えてきました


良かれ～と思ってしたことも　観察が行き届かないとひどいことになるものです


「大難が小難で　早く腫れが引きますように～」と願っています


輸送業者との話もケアマネさんの計らいで　１７日の午後２時にお迎えと決定しました


やり始めたことは人任せにできない性分ですから　内臓的に元気にしていただけたのなら

早く家に連れて帰りたいのです


失敗ばかりよくしますが　すべて良かれ～と考えたことですので

大目に見てくださいね（妹たちへのお詫びです(^^)）


誤嚥による肺炎が主な原因でしたから　ベッドをその都度起して　後ろの首筋にタオルを

あてがい　誤嚥にならないように　水分補給時の安易な飲ませ方は止めます


とろみ飲料や　ビタミン補給のゼリー飲料なども　今回の入院で学びました


フードプロセッサーでの刻み食作りを前回は体得し　今回はとろみ飲料で

誤嚥防止を教えてもらえました


介護の２年生に進級できたと喜んでいます～


今朝の癒しの花々を連れてきました♪


キスミレはもともと九州が中国大陸と陸続きだったことを示す　生き証人だと聞きました

いつもこの話を思い出しながら眺めています～


キスミレです





フデリンドウです





では　またね～♪
良い日をお過ごしくださいね～

ＰＳ

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

楽しいお喋りサロンとして、既存の（画像）掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにお待ちしています(*^_^*)