優雅な満ち足りた日 （２００６年４月の自分史）

　

菜種梅雨だと思うけど、本当に植物には恵みの雨なんですねえ～


丸一日ぶりに雨も上がり野草の丘に出てみたら、日に日に眺めが変わっているのには

驚かされてしまいました


ヤマシャクヤクが固い蕾だとばかり思っていたのに、何と開花していたのです～


３年前に苗を植えて毎年いつ花が咲くのか楽しみにしていたら　今年は蕾が

一つ付いていたのでいつも見守っていたのです。


相変らず固そうな蕾なのでまだまだ先だと思っていたし、見つけた時は

驚いてしまいました


サクラソウも柔らかな銀色の光沢の芽を　たくさん出しているなあと目を細めて

いたのですが、瞬く間に花を見せてくれました。


蕾が覗いていたのにも気付かないほどでした。


生育がそれだけ速いのですよ、ねえ


こげ茶色の芽が１０センチ四方の固まりで揃って出てきて、何の花だったかしら～？と思っていたら、

白い細長い糸状の先端が見え始め、ヒトリシズカだと判明したのも昨日でした


エンレイソウも瞬く間に三角形の花を　三角形の広い葉の上に乗っけたようにして咲いていました。


クマガイソウの芽も５本伸び始めていたし、昨日はうれしい悲鳴の連続だったのですよ


エビネも花筒を伸ばしてきて、小さな豆粒ほどの花の蕾がはっきりと見え始めていました。


イチリンソウもニリンソウも咲き始めています～


かわいい花はゆっくりと楽しませてくれたらいいのに、一度に駆け足で過ぎ去るようです。


野草の丘の住人も種類が増えたし、３年目なので数も倍以上となり賑やかに豊かになってきました。


檜の切り株を　通路に腰掛けて観察できるように　所々に置いています。


花好きの人が二人　昨日は見に来てくれました～


芽が出て伸びてきても　さっぱり見分けが付かなかったけれど、やっと今年は半分以上

識別できるようになって来ました。


オキナグサとマツモトセンノウは　花好きの人の羨望の的になっています。

来年くらいになると　株分けできるかな？


野草は　日当りとか　排水とか　日陰とか　適地があるから難しいですよねえ～

３年目のお付き合いですから、まだまだ入り口の手探り状態です。


野草園で販売されている苗は　安くて五百円はします。

エビネなどは二千円からの高値です。


適地でなかったら嫌って消えてしまいますからね～


自ずと力が入りますよね～


野草に魅せられて３年目に入りました。

フクジュソウはまだ咲き続けてくれています。

よほど居心地が良いのでしょうねえ～


ヤマブキが活着しました～と　野草の友の喜びの声も聞けました。

趣味が同じ楽しみの輪も　広がり始めているのですよ。


「これはだれにいただいた～」といつまでも覚えておいてくれるから、

うれしいですよねえ～


ますます楽しみが膨らんで　リッチな気分を味わって　優雅な満ち足りた日を

過ごさせてもらっています


神様からのご褒美だと喜んでいるのです～





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