ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1984年10月13日付 シーラ・E Sheila E - The Glamorous Life

2020-10-11 20:02:13 | 1984年ビルボードTop40
1984年10月13日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はStevie Wonderの"I just called to say I love you"。Stevie Wonderですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター、60年代から数多くのヒットを持っていて、この曲で7曲目のNo.1ヒット、初めてのNo.1は1963年に遡ります"Fingertips – Part 1"、1977年の"Sir Duke"以来久し振りとなるNo.1となりました。Top3ヒットはこの曲で12曲目。ヒット曲は数え切れません。

2位は2週間の1位からダウン、Prince & The Revolutionの"Let's Go Crazy"。Prince、5週間の1位で年間チャートNo.1の特大のヒット"When Doves Cry"に続く2曲目のNo.1ヒットです。
3位は前週と変わらずこれで3週目の3位、The Carsの"Drive"。The Carsですが、デビューシングルの"Just What I Needed"が最高位27位、以来この曲で8曲目のTop40ヒット、Top5ヒットは最高位4位の"Shake It Up"以来2曲目、Top3ヒットは初めてとなります。
4位は6位からアップ、Chicagoの"Hard habit to break"。60年代から活躍するアメリカンロックのスーパーグループ・シカゴ、この曲で2曲の1位を含む8曲目のTop5ヒットです。
5位は8位からアップ、Madonnaの"Lucky Star"。Madonnaですが、初めてのヒット"Holiday"が最高位16位、この曲でもちろん初めてのTop5ヒットです。

この週9位はSheila Eの"The Glamorous Life"。最高位は10月6日付の1週のみの第7位。年間チャートは30位、彼女の初めてのヒットが大ヒットになりました。

Sheila Eですが、アメリカ出身で、珍しくドラマー兼パーカッション二スト兼歌手。
70年代後半に、ジャズ系アーチスト、Alphonso JohnsonやGeorge Dukeなどのバックで、パーカッション兼バックボーカルとしてレコーディングやツアーに参加し、活動を開始します。

ソロとしてのデビューは1984年、プリンス殿下の全面バックアップによるデビューです。
ファーストアルバム『The Glamorous Life』は彼女自身とプリンスのプロデュース。
このアルバムからのファーストシングルがこの曲"The Glamorous Life"です。曲の作者もPrinceですね。
PVでは、パーカッションを演奏しながらのボーカル、これがカッコイイです。歌も、キレッキレです。
その後、計4枚のアルバムを出して、Top40ヒットは計3曲、90年代には活動を停止しますが、2000年代に入ってから活動を再開、最近も新曲を発表しているようです。


今週 先週 song / artist
1 2 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
2 1 LET'S GO CRAZY / PRINCE & THE REVOLUTION
3 3 DRIVE / CARS
4 6 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
5 8 LUCKY STAR / MADONNA
6 11 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
7 4 MISSING YOU / JOHN WAITE
8 10 COVER ME / BRUCE SPRINGSTEEN
9 7 THE GLAMOROUS LIFE / SHEILA E.
10 5 SHE BOP / CYNDI LAUPER
11 9 THE WARRIOR / SCANDAL
12 16 ON THE DARK SIDE / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
13 15 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
14 12 CRUEL SUMMER / BANANARAMA
15 13 WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT / TINA TURNER
16 19 ARE WE OURSELVES? / FIXX
17 21 SOME GUYS HAVE ALL THE LUCK / ROD STEWART
18 28 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
19 14 IF THIS IS IT / HUEY LEWIS & THE NEWS
20 23 BLUE JEAN / DAVID BOWIE
21 22 THERE GOES MY BABY / DONNA SUMMER
22 25 BOP 'TIL YOU DROP / RICK SPRINGFIELD
23 24 GO INSANE / LINDSEY BUCKINGHAM
24 26 SWEPT AWAY / DIANA ROSS
25 27 WHO WEARS THESE SHOES? / ELTON JOHN
26 32 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
27 31 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
28 34 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
29 29 FLESH OF FANTASY / BILLY IDOL
30 33 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
31 35 STRUT / SHEENA EASTON
32 38 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
33 41 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
34 17 TORTURE / JACKSONS
35 49 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
36 18 WHEN YOU CLOSE YOUR EYES / NIGHT RANGER
37 37 SHINE SHINE / BARRY GIBB
38 54 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
39 20 THE LUCKY ONE / LAURA BRANIGAN
40 40 THE LAST TIME I MADE LOVE / JOYCE KENNEDY & JEFFERY OSBORNE

コメント (16)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジャクソンズ The Jacksons -... | トップ | リンジー・バッキンガム Lind... »
最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (blackmore1207)
2020-10-11 22:11:13
こんばんは。シーラEのこのアルバムは発売当時カセットで買いました。
この頃は私もプリンスファミリーにはハマり、特にアポロニア6にはかなりメロメロであのエロいジャケットをずっと眺めていた記憶があります(殿下もスケベですね~笑)
元々はヴァニティ用に書いたらしいのですが、結果シーラEでレコーディングされたと何処かで聞いたことがあります。
個人的に好きな「Shortberry Strawcake」ではジェシージョンソンがギターですしアルバムも素晴らしいかったですが、翌年の「ロマンス1600」のほうが内容は良かった気がします。
返信する
結局"グラマラス"なものは何だったのか? (音時)
2020-10-11 23:18:48
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/26584004.html
ええっ、星船さんこの曲取り上げるのかあ…と勝手に嫌がった末、やっぱり和訳しちゃいました。シーラEはカッコ良かったけど、サウンドは当時、チャカポコサウンドで好きじゃなかったです(^▽^;)。でも…和訳してみたらいい物語じゃないですか!和訳を知ると、より好きになれる曲の部類に入りました!
 シーラEはリンゴのオールスターヒズバンドの一員になったり、他のミュージシャンとの交流も広いアーティストですね。
返信する
アポロニア6 (星船)
2020-10-12 20:43:51
blackmore1207さんこんばんは。
アポロニア6、っていましたね。結局はシーラEの曲になってしまったのですが、もしかするとプリンスさんに捨てられた?のでしょうか。アポロニアさんとはプリンスのヒット曲"Take Me with U"でデュエットしていました。
「ロマンス1600」からは"A Love Bizarre"がヒットしましたね。
返信する
疲れないノリの良い曲 (星船)
2020-10-12 20:53:34
音時さんこんばんは。
この手の曲が好きかどうかは微妙ですが、というか、当時は音時さんと同じく嫌いな部類ではありましたが、PVを澪て、また最近は、ランニング中にぴったりの聞きやすい、疲れないノリの良い曲が結構好みです。華やかな、ミンクのコートじゃなくって"愛こそがグラマラス"、という歌詞が気に入りました。
返信する
Princeファミリー (hannah)
2020-10-12 21:36:17
星船さん、こんばんは。
この後Vanity6r、RogerなどPrinceファミリーが続々登場してきますが、Sheila.Eはその走りでした。
パーカッションを演奏しながらのヴォーカルという斬新なスタイルでした。
確か彼女の父親もミュージシャンで来日したことがある、と当時聞いた記憶があるのですが。
返信する
Unknown (太ったボンジョビ( ゚ー゚))
2020-10-12 22:12:02
私も最初はチャラチャラしたポップスて思ってましてスルーかなーと思ってましたよ。
でも後半、歌で言えば間奏の後の3番の辺りに高揚させられてしまい、結局はさすがプリンス、と納得させられてしまいましたよ。
シンディやティナほどシャウトせずに淡々と歌っているのもイイですね。
まぁホントはセカンドシングルのザベロブセィンマーが大好きなんですけどね、ノリが真のポプスみたいで…へへへ。
ラブビザーはなんとも変でしたね。
→あの頃は女性が強くて…
オリビアのソウルキッス(待たせ過ぎて落ち目に)
ケイト・ブッシュの神秘の丘(素晴らしい!極寒を思わせる)
タマラアンドザシーンのエビバリダンス(シーラEのよりも意味不明)
スターポイントのオブジェクト(アレが大好き、て意味ですか?)
シーナの恋にドゥイット(素敵なのに評価が超低いなんて…)
Sニックスのトークトゥミー(へへ~ぃ…ひれ伏しました)
ハートのネバー(超傑作!4位が嬉しかった)
スターシップのシティ(★🚣さん、ノーウェイアウト…好きでしたが…)
ベネターのセックス(マドンナ批判なんすか?曲が今イチだっのでは?)
いやー85年年末にしちゃってすみませんです。
返信する
Unknown (サイコチキン)
2020-10-13 08:56:06
スターシップ様…おはようございます。スティービー・ワンダーの『アイ・ジャスト・コールド~』はカラオケで、melody.外れずに歌いきれると…実に気持ちいいです。アァ~~~カラオケ行きたいなあ~‼…もう何十年も行ってないかも。…確か、ラッパー兄ちゃん達と行ったのが最後だよ🐙🐙🐙…吉幾三の『おらぁ~東京さ出るだ~~~🎵』を歌ったら笑われた。日本のラップの先駆けだと思ったんですがねぇ…???
返信する
Sheila E. (maki)
2020-10-13 11:31:05
また、ライブ観ました自慢になりますが、(^^;
プリ殿下が、初来日のパレードツアーで、
横浜スタジアムに降臨されたとき、
シーラさんがサポートアクトで、
ふたりによる、"A Love Bizzare"を
生で聴けたのが、洋楽好き人生の中での、
かなり上位に来る思い出ですね。

あのときは、一生ついていきます!
と思ったのですが、その後は、
殿下ライブには、一回も行けませんでした...。
返信する
Unknown (blackmore1207)
2020-10-13 17:02:19
こんばんは!太ったボンジョヴィさんのおっしゃる通り、1985年の女性ロックヴォーカルシーンはかなり強力だったと思います。
自分もスティーヴィニックスやハートにはかなりハマっておりました。
何処かで見たのですが1985年のハートのアルバムは当時スティーヴィニックスやキムカーンズに曲を依頼したが実現しなかったようです(スターシップにも提供されたバーニートーピンとマーティンペイジが担当~色々と繋がっているんですね)
チャート的には枕?で有名なマドンナの一人勝ちの時代でした。
返信する
異質の輝き (hannah)
2020-10-13 21:50:10
星船さん、こんばんは。
いつの時代にもDivaはいるものですね。
84年はC.Lauer、Madonna、T.Turnerだと思いますが、Sheila.Eも異質の輝きを放っていました。
圧倒的なヴォーカルというわけではないのですが、パーカッションとリズムとのうまい具合のコンビネーションでした。
今も活動を続けていたんですね。
返信する

コメントを投稿

1984年ビルボードTop40」カテゴリの最新記事