ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

1979年8月11日付 Billboard 全米 Top40 カンサス KANSAS - People of the South Wind

2015-08-12 20:18:53 | 1979年ビルボードTop40
1979年8月11日付ビルボード All American Top40、またまた1位はディスコの女王Donna Summerの"Bad Girls"5週目の1位。ドナ・サマー"Hot Stuff"に続く2曲連続のNo.1。この2曲で11週間で8週間の1位、ドナ・サマー、人気の絶頂期です。

2位は前週と変わらず、Chicの"Good Times"。
3位は4位からアップ、Barbra Streisandの"The Main Event/Fight"。映画『The Main Event(メイン・イベント)』主題歌です。
4位は6位からアップ、デビュー曲で初めてのTop5入り、The Knackの"My Sharona"。
5位は前週と変わらず、初めてのTop5ヒット、John Stewartの"Gold"。

この週37位はKansasの"People Of The South Wind"。最高位は8月4日の23位。年間チャートは残念ながら100位圏外でした。
カンサスですが、ご存知アメリカンプログレッシブロックバンドの先駆者。
1976年のデビュー曲"Carry On Wayward Son(伝承)"はアメリカの新しいプログレッシブロックとして音楽界に大きな影響を与えました。
その後、1978年にバラード曲"Dust In The Wind(すべては風の中に)"が6位を記録する大ヒット。
その大ヒットに続いたヒット曲が"People Of The South Wind"。本来のアメリカンプログレロックバンド「カンサス」の本領が発揮されている奥が深い良い曲です。途中のギターソロはさすがカッコいいです。


今週 先週 song / artist
1 1 BAD GIRLS / DONNA SUMMER
2 2 GOOD TIMES / CHIC
3 4 THE MAIN EVENT / BARBRA STREISAND
4 6 MY SHARONA / KNACK
5 5 GOLD / JOHN STEWART
6 8 WHEN YOU'RE IN LOVE WITH A BEAUTIFUL WOMAN / DR. HOOK
7 3 RING MY BELL / ANITA WARD
8 7 MAKIN' IT / DAVID NAUGHTON
9 9 HOT STUFF / DONNA SUMMER
10 11 YOU CAN'T CHANGE THAT / RAYDIO
11 13 I WAS MADE FOR LOVIN' YOU / KISS
12 12 MAMA CAN'T BUY YOU LOVE / ELTON JOHN
13 16 SAD EYES / ROBERT JOHN
14 10 I WANT YOU TO WANT ME / CHEAP TRICK
15 17 LEAD ME ON / MAXINE NIGHTINGALE
16 14 AIN'T NO STOPIN' US NOW / MCFADDEN & WHITEHEAD
17 15 SHINE A LITTLE LOVE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA
18 41 DON'T BRING ME DOWN / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA
19 22 AFTER THE LOVE HAS GONE / EARTH WIND & FIRE
20 29 I'LL NEVER LOVE THIS WAY AGAIN / DIONNE WARWICK
21 26 THE DEVIL WENT DOWN TO GEORGIA / CHARLIE DANIELS BAND
22 27 SUSPICIONS / EDDIE RABBITT
23 25 IS SHE REALLY GOING OUT WITH HIM? / JOE JACKSON
24 24 ONE WAY OR ANOTHER / BLONDIE
25 33 LONESOME LOSER / LITTLE RIVER BAND
26 32 GOODBYE STRANGER / SUPERTRAMP
27 18 BOOGIE WONDERLAND / EARTH WIND & FIRE WITH THE EMOTIONS
28 36 HEAVEN MUST HAVE SENT YOU / BONNIE POINTER
29 30 DOES YOUR MOTHER KNOW / ABBA
30 34 MORNING DANCE / SPYRO GYRA
31 35 LET'S GO / CARS
32 43 I DO LOVE YOU / GQ
33 19 DO IT OR DIE / ATLANTA RHYTHM SECTION
34 38 HIGHWAY SONG / BLACKFOOT
35 39 HOT SUMMER NIGHTS / NIGHT
36 40 BORN TO BE ALIVE / PATRICK HERNANDEZ
37 23 PEOPLE OF THE SOUTH WIND / KANSAS
38 50 BAD CASE OF LOVING YOU / ROBERT PALMER
39 45 OH WELL / ROCKETS
40 47 DIFFERENT WORLDS / MAUREEN MCGOVERN

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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Unknown (remy05)
2015-08-12 20:43:50
カンサスと言えば、哀愁感漂うバイオリンの音色も美しい
美メロ「すべては風の中に」が心に残る大好きな曲ですが
「伝承」のドラマチック・ナンバーもまた素晴らしい~♪
「People Of The South Wind」は、聴き逃してましたが
カンサスらしさが溢れる佳曲ですね。
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まぼろしの風 (めった)
2015-08-13 12:58:34
邦題「まぼろしの風」ですね!懐かしい!
カンサス州の名前は、インディアンの先住民「カンサ」族から名付けられたそうですが、バンド名もそこから来てますね。この「カンサス」という名前の意味が、“南風の民”(People of the south wind)だということです。先住民に思いを馳せた風な歌ですが、“カンサス”という名前の自分達のことを歌った歌とも言えるかなーと思います。
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カンサス (星船)
2015-08-14 22:05:54
remy05さんこんばんわ。
カンサスといえばアメリカンプログレロックバンドの先駆けともいえるバンドですよね。「伝承」を聴いた時には新しい音楽に驚いたものでした。
「People Of The South Wind」は大ヒットにこそなりませんでしたが、この曲も良い曲でした。
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まぼろしの風 (星船)
2015-08-14 22:13:22
めったさんこんばんわ。
めったさんのブログとコメントいつも勉強になります。バンド名は単純にカンサス州から来ているのかと思いましたが、なんとそのカンサス州の元の由来のインディアンの先住民「カンサ」族ですか、バンドの音楽性も「先住民に思いを馳せた」にぴったりでしっくりきます。いつも凄い情報ありがとうございます。
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